「ファンタジスタ不要論」。1990年代にその言葉が聞かれるようになってから、ロベルト・バッジョを始めとする数多のファンタジスタたちはその存在意義を問われた。
しかし!現代の日本に、とびきりのファンタジスタが現れた。
その名も関くんである。もちろんサッカーマンガ、ではない。
関くんが教室で織り成すトリッキーな「遊び(暇つぶし?)」の数々に、我々は魅了され、時に鋭いツッコミを入れたくなるだろう。関くんにツッコミを入れたくなったら、ぜひ彼の横の席の横井さんとツッコミ対決をしてほしい。彼女が心の中で繰り広げるツッコミのスピードと着眼点は、関くんのトリッキーな動きに負けず劣らず、珠玉の輝きを放っている。
サッカー好きのあなたにも、お笑い好きのあなたにも、もちろんマンガ好きのあなたにも、自信を持ってオススメできる作品である。
テレビアニメ化、ドラマ化もされているので、そちらも要チェック!(書店員・アンコウ)
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だんだん横井さんが一緒に遊びだしてる気がします(笑)窓側の後ろの席って夢がありますよね〜。巻末のおまけ、ストロー遊びは定番なのでしょうか?さすが関くんの生みの親です。
Posted by ブクログ 2016年02月03日
関くんの失敗が目につく8巻である。相変わらずの(良い意味での)下らなさであるが、これが今巻をもって百を超えているのかと思うと、さすがに驚かされる。
そろそろさすがに「そこまでやってて他の生徒に気づかれないのは妙だろう」と思えるようなネタが増えてきたが、その発想力そのものには感心させられるところだ...続きを読む。これほどよくぞ思いつくものである。
安定していて、それだけにマンネリの感はどうしても否めないが、それはもうギャグ小説である以上は仕方がないところだろう。
そうした視点も加味しつつ、星四つと評価している。