【感想・ネタバレ】B.A.D. 10 繭墨は夢と現の境にたたずむのレビュー

あらすじ

「胡蝶の夢」それが繭墨からのメールだった。繭墨霊能探偵事務所にはまたも退屈が満ちている。そして繭墨の限界を見計らうように依頼人は訪れた。『友人宅の水槽に人間の手が沈んでいた』『夜に土を掘る音がして眠れない』。しごく退屈な依頼を繭墨はひき受け、僕も事件が少しでも真っ当な結末になるよう走り回る。それはいつもの日常だったはずなのに--残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー、繭墨あざかの運命に迫る最終編、開幕!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 夢を見ている人は自身が夢を見ているとは分からない。胡蝶の夢という言葉が相応しい、夢に溺れ現を忘れる話でした。

 夢らしく仔細があやふやで、情景が飛んだり、同じ場面を繰り返したり、一度起こった事が無かったことになったり、現実ではあり得ないくらい何もかもうまくいったりとある意味やりたい放題な印象を受けました。けれど、迷路に閉じ込めた鼠は必ずしも思う通りに進んでくれるわけでは無く、鼠も鼠なりに隠された道を見つけ出し外に出る事もあったようですね。

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2025年07月24日

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