あらすじ
都内でただ一軒残っていた寄席が焼失。燃え盛る炎から救い出された八雲(やくも)は、なんとか一命を取り留めた。それから幾日が過ぎ、東京に訪れた春のある日。与太郎(よたろう)こと三代目助六(すけろく)は、小夏(こなつ)に宿った新しい命を知る。満開の桜の下、小夏が初めて八雲に伝えた感謝の言葉を、ラジオから流れる助六の「野ざらし」が温かく包む――。落語を愛し、落語とともに生きた八雲と助六の物語、ついに完結!!
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何度読んでも泣ける。
ときどき全巻読み返してます。
落語も好きだしね。
こんなに大団円になるなんて!
名作です。
Posted by ブクログ
ついに完結。すっきりした!
今度こそ本当に師匠、旅立つんだね。お迎えは大好きな助六、死出の見送りは松田さん(生きてるやん!)
旅立ちの前に一人だけ、自分の落語を聴かせたい生きている人を呼べる、として師匠が呼んだのは信之助。そりゃあ孫のようにかわいがっていたし、小夏ちゃんはすでに助六が呼んだからもういいんだろうと思っていたら・・・ええっ!?
樋口センセイ、そこ気づく?っていうかそれホンマやったら外道・・・
ま、でも樋口センセイと小夏ちゃんのつながりは何となく想像はついていたけどね。
でも確かに大人になった信之助は助六と師匠を足したような顔立ち。
なんにせよ、ハッピーエンドでよかったよかった。
Posted by ブクログ
義父を憎むことでしか生きられなかった女と、その女の秘密をひたすら隠し続けた男を救うただ一つの光である主人公が落語でいろいろしちゃうお話。
Posted by ブクログ
大団円でした。与太がすっかりおっちゃんになって貫禄もでて、一門を率いているのに頰がゆるみました。小夏ちゃんもますます姐さんで与太とも仲睦まじいようで嬉しいです。この物語が読めて、私は幸せでした。雲田先生、ありがとう。
Posted by ブクログ
これにて終幕。八雲師匠の死出の旅。伝統と革新が融和し、世代を超え受け継がれていく落語。大団円でした。
『八雲』を継ぎ、貫禄の与太郎が演じる『死神』は同じ演目でも師匠とは全く違うものなのでしょうね。本物の落語も観てみたくなりました。
最終話前まではよかったのに
最期の衝撃の展開で気持ち悪すぎてゾッとした。
いままで面白いと思って読んでたのに、その気持ちを返してほしいと思った。
読まなきゃ良かった。