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小夏ちゃん
の父親溺愛ぶりは昔からで、菊ひこの助六への思いも生半可でなく、それでもみよ吉が惚れたのは助六とはいかないのか…と世知辛く思えてしまいます。
Posted by ブクログ
助六と菊比古の組み合わせが好きすぎる。
助六を連れ戻しに来た菊比古と助六が二人で落語するところは贅沢すぎてぞくっとしました。
小夏、いい環境で育ったなあ~
Posted by ブクログ
助六の凋落ぶりが痛々しい。そこへ出かけて自分の落語のために落語をしろという菊比古。それでも客の顔が見えないという助六の心にふたたび火をつけたのは、小夏の存在だった――
Posted by ブクログ
菊比古と助六の過去話も佳境にはいってまいりましたエ。
みよ吉と逢瀬を重ねまして、破門もなされたものですからずるずるッとみよ吉に引きずられるように落語をぱたりとやめてしまった助六。マア、破門された身ですからやりたくともやれないというほうが正しいのかもしれませぬが。
求められなくなった、だからやめる。
ふるくせェッていうのがそんなに頭に来たのかと首をかしげておりましたが七代目の語るところによりますとなんとマア驚いたことに七代目と同期に助六なる大変な才能を持つ弟子がおりまして、七代目の父親である六代目、そして弟子たちは助六こそがふさわしいと思うほどにその才は目を見張るものでして、七代目はその助六にこの座(七代目)をとられちゃなんねエ、と思い、父に自分が七代目を継ぐことを確約させたというのです。
三巻で助六に『噺を教えてくれた助六』という人間は、その七代目が『七代目の座を諦めさせた助六』だったのです。七代目曰く、落語が生き写しだった、と。
なんという因縁でしょう。
おんなじことを繰り返しちまったンですネ。
さてはて、みよ吉とともに去った助六はどうなるのやら?
そしてまた、菊比古はどうするのやら?