あらすじ
「フォロン! しっかりしろ――フォロン!」 瀕死の重傷を負ってしまったフォロンを見て、激しく悔いるコーティカルテ。そんな彼女と、そして同じように襲撃されたユフィンリーたちを見たリコリスは、敵――<エンプティ・セット>の目的と、自身に隠された秘密を語り始めた……。彼女の語る内容を肯定するかのように、各地で<奏始曲>を使った同時多発テロが発生、その対応に追われるコーティカルテたち。ところがその間隙を突くように、死神の姿をした精霊・ディエスに、病院のフォロンが掠われてしまい!? ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
シリーズ第11弾。
自身の才能に絶望していた神曲楽士カムイラ・オーソンのうちに発現することになった「エンプティ・セット」は、精霊たちを恒久的に操ることのできる「精霊文字」を完成させるため、精霊文字を受け継ぐ「ナノポニート」の一体であるリコリスを確保しようとします。
そして、瀕死の重傷を負って入院していたフォロンのもとにディエスが現われ、彼の身柄をさらっていきます。やがてディエスからコーティのもとへ、フォロンとリコリスの身柄を取引しようという内容の手紙が送られてきます。
しかし、取引場所に現われたのは、フォロンと融合し彼の姿となったディエスでした。リコリスの身柄を奪われてしまい、しかも、フォロンとディエスを分離する方法はないという、絶望的な事実がコーティに知らされます。
残すところあと1巻で、いよいよストーリーも佳境に差しかかってきました。物語のテンポもよく、さくさく読めたのが好印象です。
Posted by ブクログ
クリムゾンシリーズも終盤に差しかかってきてる感じ。
ストーリー的にはそんなに進んだようには感じないけど、大きな展開が一つ。
どっかの別のラノベを思い出させるような流れ。まあ、次に期待。