地球から遠く離れた惑星を地球化するためだけに作られたロボットを。
何十年もの間、自分を着飾ってひとりの男性を待ち続ける老婆を。
代わり映えしない日常に感覚が麻痺してしまった、現代のサラリーマン一家を。
永遠の生を持つ不思議な少年の目を通して
国も時代も関係なく多種多様な人間を見る、オムニバス形式の作品。
少年が触れる人間のストーリー(=人生)は、感動で心温まるものもあれば、
涙が止まらないほど切ないもの、残酷で胸が締め付けられるもの、希望に満ち溢れたものなど本当に様々。
どのストーリーも先が見えない、ありきたりや予定調和とは対極のものばかりです。
心を掴まれ、揺さぶられ、年に何回か読み返したくなる、私にとっては宝物のような漫画です。
もし今は気が向かなくても、ぜひ心の隅に置いておいてください。
そして読みたいと思ったときにゆっくりと触れて、ぜひお気に入りの1話を見つけてほしい。
気の遠くなるほどの確率の末に、この作品があなたの目に止まったのですから。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ 2013年02月08日
少女マンガに飽きた。少年マンガにも飽きた。そんな方におすすめなのがこの作品。
物語はオムニバス形式になっていて、独立している。だた、その一つ一つのラストが考えさせられるんです。
ご都合主義もなにもなく、理不尽で、哀しくてやりきれないものもあります。
なのに不思議と、「こんな生き方もあるんだな。...続きを読む」そう思わせてくれる、優しい物語です。
今8巻まで刊行されていますが、「ありきたり」「パターン化」を知らない作品です。作者のスペックの多さに脱帽です。
Posted by ブクログ 2012年07月01日
不思議な少年は何者なのだろうか?と思いながらも
引き込まれた。連作短編風は読みやすくて好きだ。
え?そこで終わり?的なのもあるけれど、
孤児院の少女二人の話が好き。