あらすじ
暗い夜道はキケンだぽに――。犠牲者続出。正体不明。巷を騒がすナゾの変態痴漢“ぽに男”の毒牙に、ついに千鳥かなめの親友・恭子までが……! この赦されざる女の敵に、かなめは捨て身の(?)囮捜査を決断。一方、彼女の自称護衛・相良宗介は最新鋭かぶりモノ型秘密メカ装備で“ぽに男”に挑む! 友に捧げるミッドナイト・バトルのいきつく未来は、笑いかそれとも騒動か? 宗介&かなめの激爆コンビが繰り出す爆音、夜の静寂にとどろき渡る!? (『押し売りのフェティッシュ』より) 超過激学園ラブコメ、過激の意味がひと味違う大人気シリーズ。衝撃の5作に書き下ろし1作収録の短編集!!
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Posted by ブクログ
大きな勘違いで話を進める単純な構成なのに面白い「雄弁なポートレイト」など、相変らず宗介をうまく使ったギャグは全体的に安定している。しかし特に良かったのは割とシリアス寄りの「暗闇のペイシェント」。宗介とかなめの微妙な距離感の表現が凄い。なお、この巻を通していつの間にか瑞樹がなかなか憎めない奴になっているのは随分さり気無くやってのけたなと驚く。あんな事件を起こした娘なのに全然違和感がなく滑り込んでいる。
また、書き下ろしの「猫と仔猫のR&R」が素晴らしい。ASの解説を織り交ぜながら普段描かれないテッサとマオの話を展開するのには引き込まれる。とにかくテッサが可愛過ぎる。