あらすじ
ついに織江の正体を知った雙星彦馬。しかし彦馬は、それでも妻を信じて再び逢える日を待つ。一方、静山の屋敷から失踪した織江は、悩みながらもお庭番から離れることを決意した。母・雅江はその手助けに、最後の力を振り絞る。2人を抹殺するため、お庭番の頭領・川村真一郎率いる忍びたちが迫り来る。危機一髪のところで助けに入ったのは意外な人物だった。織江の驚くべき過去が明らかに! 急展開の大人気シリーズ第5弾!
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Posted by ブクログ
織江とにゃん太の酒盛りがいいなぁ。
会えなくてもいき違っても、どこかでちゃんと繋がっている織江と彦馬。運命の絆の強さなのか。
母娘の会話と死闘、雅江の思いが胸を打つ。ラストは静かに涙。
川村の加勢をするはずだった鳥居が、あっさり菩薩に与したシーンには思わず吹き出してしまった。
Posted by ブクログ
織江が抜忍となり、追われる身になりました。無事に逃げ切り、彦馬と幸せになる日は来るのかしら。そして静山を罠にかけようと狙う鳥居耀蔵や、織江を追う川村真一郎との対決はどうなっていくのでしょう。
この巻で雅江、織江母子は川村と対決しましたが決着はつきませんでしたので、次巻以降、何かあるでしょうね。
最後の「月光夜曲」が哀しく美しく響きました。織江の父はやっぱりあの人だったのですね。
Posted by ブクログ
だんだん展開が面白くなってきましたね!織江がくの一から脱走を図り、くの一の元締めとの争闘という展開となりましたが、最後は争闘の末、織江の母である雅江が亡くなりましたが、ここで織江の父が松浦静山であるということが判明し驚きました!
今後は平戸藩 松浦静山と彦星、織江が共闘して、くの一の元締め軍団との争闘という展開になっていきそうで、どのような展開をみせるのか楽しみになってきました!
Posted by ブクログ
前巻も話が急速に動いたが
今回は更に吃驚するほどの急展開。
夢にも思わなかった驚きの事実が明らかになる。
あまりにも吃驚しすぎたのと
今後どうなるのか想像つかないのとで
若干パニックを起こしつつある。
そんな中、思いっきり文系だった彦馬が
いろいろと鍛錬していく中で逞しくなっていくのが頼もしくていい感じ。
それに比例して川村がだんだん狂気を帯びてくるのが怖い。
恋は盲目、とはこのことか、という。
可哀想だったのはこれを機に抜けようとして失敗しちゃった万三かな。
彼が静山の下に付いたらいい働きをしそうだったのに。残念。
あらかた謎が明らかになったところでこの先どう話を進めるのだろうか。
いつものことながら、早く続きが読みたい。
Posted by ブクログ
物語のターニングポイントといった感じか、かなり状況が大きく動きました。
抜け忍になったはいいけど、織江と彦馬の距離は、むしろ離れているような・・・。
彦馬の日常が変わらないせいか、さらりと読みすぎてしまいました。