【感想・ネタバレ】新装版 暁天の星 鬼籍通覧のレビュー

あらすじ

大阪は高槻市にあるO医科大学法医学教室。サイケなシャツ姿で現れたイケメン新人、伊月崇は目下、先輩のミチル先生にしごかれ中。ある日、電車に身を投げた女性の遺体が運ばれてきた。そして車に轢かれた女性も。驚くことに、これらの遺体には世にも奇妙な共通点があった。 それらは全く不可解な事故としか思えなかった。目撃していた人々も皆、口を揃えてそう言った。―ある時は混雑した駅のホームで、ある時は黄昏の色に染まった坂道で、突如、彼女たちは死に向かって身を投げた。だが、それらの遺体には、世にも奇怪な共通点があったのだ…。若き法医学者、伊月崇と伏野ミチルの名コンビが事件の真相に迫る!女性法医学者が鋭利な筆致で描く意欲作。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

久しぶりに再読。
初めて読んだ時の衝撃が凄くて、時々読み返してる。
医療ミステリーものかと思いきや、途中から少しずつ不穏になっていく展開やキャラクター同士の掛け合い、癒しのご飯タイム。全部が面白い。
改めて読み返すと怖いだけじゃなくて辛い気持ちもめちゃ出てくる…ミチルさんみたいな上司憧れる。

0
2023年08月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大阪T市にあるO医科大学法医学教室。サイケなシャツ姿で現れたイケメン新人、伊月崇は目下、先輩のミチル先生にしごかれ中。ある日、電車に身を投げた女性の遺体が運ばれてきた。そして車に轢かれた女性も。驚くことに、これらの遺体には世にも奇妙な共通点があった。 それらは全く不可解な事故としか思えなかった。目撃していた人々も皆、口を揃えてそう言った。―ある時は混雑した駅のホームで、ある時は黄昏の色に染まった坂道で、突如、彼女たちは死に向かって身を投げた。若き法医学者、伊月崇と伏野ミチルの名コンビが事件の真相に迫る!女性法医学者が鋭利な筆致で描く意欲作。

0
2025年11月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

法医学ミステリー…かと思いきや、ラストはホラー。さすがにこんな幽霊が好き勝手して三人も殺しちゃ解剖して真実を知ってもどうすることもできないわな…。ちょっとモヤっとするのもわかる。ミステリーにおいて犯人は幽霊でした、なんて御法度かもしれないし。けど、オチは結構好き。キャラクターも好き。色々差し引いてもわりと好みなシリーズでした。次は何来ても驚かねーわ

0
2025年09月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ガッツリねたばれ

法医学ミステリーかと思っていたら、まさかのホラー!!

ホラーも好きだからいいんですけど、あくまでも法医学という科学的なものに基づいたミステリーだと思って読んでいたので、ビックリしたという……。
まさかダムに沈んだ少女が髪の毛むしっていたとは……。

誘拐された4人の女の子達は、しかし不憫すぎる。
1人を犠牲にするという選択、そりゃあ追い込まれたらするよなぁって。
犯人以外、誰も悪くないのに、PTSDになって最期は呪い殺されるとか、かわいそう過ぎる。

純粋な法医学ミステリーじゃなかったのは残念だけど、ストーリーとしては、そこそこ面白かったので続刊も読んでみようかな。

0
2022年04月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

実際の法医学関係者が描く作品ということで、リアルな内容を期待していたのですが……

オカルトチックな要素が強く、その真相を法医学というツールで明らかにしていく話かと思いきや、肝心な「引き抜かれた髪」「被害者は何に驚いたのか」が明確にならないまま終了。

正しくは「被害者は小山田美雨の幽霊(?)に驚き、髪の毛は幽霊が引き抜いた」ということになって終わるのですが、リアルな内容を期待してたので、それについて科学的・論理的な回答が欲しかったところ。それは2巻以降で明らかになるのかな?

0
2020年07月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 大阪O医科大学法医学教室に4月1日から所属した新人、伊月。
 先輩医師・ミチルにしごかれはするものの、どこかアットホームな雰囲気の職場でのびのびとやっていた。
 そんな中、電車に身を投げた女性の遺体が運ばれてきた。
 その女性は、突然、怯えだし、そのまま後ずさるように線路に落ちたのだという。
 しばらく後に運ばれてきた女性も、誰もいないのに、突然、怯えだし、車道に飛び出した、というとてもよく似た状況で……

 そんな話でした。
 実は、電車の女性が運ばれてくる一つ前に、別のご遺体が運ばれてくる話があるのですが、それを読んだ時は、随分、軽い読み物んだなあ……と正直、思いました。
 ただ、それはあくまでも導入だったようで、その次が本題でした。
 話は、映像が浮かんでくるようなテンポの良さで進んでいくので、個人的には2時間ドラマのような、映像が浮かんでくる感じでした。
 だからこそ、ドラマ化できるんじゃない……? という感想を抱いたりもしたのですが、オチを見て、「これは無理だ……」となりました。
 ここまで進んできて、この法医学知識で、最後がオカルトチックな終わり方になるとは思いませんでした。

 うーん……
 いいとも悪いとも言いませんが。
 個人的にはちょっと残念だったかなあ……と思います。

 でも、字も大きいし、テンポもよくて読みやすいので、軽めの法医学もの読みたい人にはオススメします。

0
2021年01月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

椹野道流さんの本は昔からよく読んでいたけど、その中でも手を出していなかったシリーズの1作目。それぞれのキャラクターの関係性がこの後どう展開して、それぞれどのように成長していくのかはまだ分からないけれど、読みやすい文体、その場の会話が映像として頭の中に流れてくるようなテンポのよさは他の作品とも共通していて良かったし、キャラクターはそれぞれに個性があって魅力的だった。
ストーリーは法医学の話だと思って最後まで辿り着いたところ実はこれホラーだったの?という若干の肩透かし感があったのが個人的には引っかかったところではあるが、今後の筋としては法医学で展開していくのだろうか。怪異自体は嫌いではないけど、2冊目以降に期待したいと思う。

0
2020年07月07日

「小説」ランキング