あらすじ
付き合い始めて、少しずつ互いへの気持ちを深めていく小雪とミナト。一方、美姫はヨータに告白しようと決めて2人きりで出かけることに。帰り道、美姫は想いを伝えるけど…? 「好き」が加速していく青春混線ストーリー、第13巻!
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人と接するのが苦手で、他人との間を壁で隔ててしまう氷川 小雪(ひかわ こゆき)。
中学時代のトラウマのせいで高校では誰ともつるまずに1人でいることを貫き、無表情さと目つきの悪さから周りからはクールなちょっと怖い人と思われています。
彼女の唯一の友達は幼馴染でクラスでは女神のようなアイドル的存在の安曇 美姫(あずみ みき)。
それ以外の人間に対しては壁を作って関わらないようにしてきましたが、グイグイ距離を詰めてくる雨宮 湊(あまみや ミナト)や、のんびり優しい雰囲気の日野 陽太(ひの ヨータ)と次第に仲を深めてゆきますが…。
メインで登場する4人は、タイプは異なりますがそれぞれ心に複雑な思いを抱えています。
周りの人のちょっとした行動や発言に対する不快感が積み重なって心の奥底に溜まっていくことありませんか?
小雪はその積み重ねに耐えられなくなり人との間に壁を作ってしまっています。
ミナトは誰とでも仲良くなれ1人でいる人に積極的に関わるタイプですが、ある日美姫から「可哀そうだからと話しかけるのは傲慢だ」と指摘されハッとします。
美姫も本来の自分とクラスメイトが抱いている自分とのギャップに悩んでいます。
更に大切な友達の小雪が辛い時に力になってあげられなかったという思いも…。
一番人当りの良いヨータも、親の再婚により家庭に自分の居場所のなさを感じています。
高校生の青春ストーリーかと思いきや、それぞれの心の機微が丁寧に描かれており、どの登場人物にも「わかる…」と思うシーンがあります。
あの時のあの感情はこういいうことだったのか!!と気づきを得る方も多いのではないでしょうか。
どの年齢の方が読んでも共感すること間違いなしです!
元々タテヨミマンガとして描かれた作品ですが、単行本版として再構成されております。
描くのは『正反対な君と僕』の阿賀沢紅茶先生。
“今らしさ”と“普遍的”を描くバランスが秀逸です。
恋愛部分も展開が気になるところ。
気付きと共感の物語をお楽しみください。
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このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
こゆんは美姫かあさんとヨータとうさんに大切にさ
れてますね〜。 微笑ましい。
気持ち悪いと言われていたミナトが不憫ですが…
でも想像できるw
それだけこゆんの事が好きで、つい顔に出てしまう
って事だから許してあげてね。
そんなミナトを見たのが初めてっていうのも、特別
な意味があって、こゆんファンとしては嬉しい。
美姫も頑張った。
でもでも、ヨータがそういう考えで告白したとは思
ってなかったから本当に驚いた。
その後の行動があまりにも自然で、なぜ以前と変わ
らない振る舞いができたのか理解できた。
色々な考え方があって本当に興味深い。
ミナトとこゆんの二人を見ていると羨ましい。
学生時代に二人のような恋をしてみたかった。
来月発売の最終巻が待ち遠しい。