あらすじ
小雪、美姫、ヨータの3人にミナトも加わって、4人は一緒に勉強会をすることに。ぐいぐいと距離を詰めてくるミナトに困惑する小雪。一方で、美姫は小雪とミナトの関係が気になるようで…。さらには、小雪と美姫の同中・五十嵐も現れて、4人の関係はますます混線し…!? どこかちょっとこじれた4人の、もどかしい青春混線ストーリー、第2巻!
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人と接するのが苦手で、他人との間を壁で隔ててしまう氷川 小雪(ひかわ こゆき)。
中学時代のトラウマのせいで高校では誰ともつるまずに1人でいることを貫き、無表情さと目つきの悪さから周りからはクールなちょっと怖い人と思われています。
彼女の唯一の友達は幼馴染でクラスでは女神のようなアイドル的存在の安曇 美姫(あずみ みき)。
それ以外の人間に対しては壁を作って関わらないようにしてきましたが、グイグイ距離を詰めてくる雨宮 湊(あまみや ミナト)や、のんびり優しい雰囲気の日野 陽太(ひの ヨータ)と次第に仲を深めてゆきますが…。
メインで登場する4人は、タイプは異なりますがそれぞれ心に複雑な思いを抱えています。
周りの人のちょっとした行動や発言に対する不快感が積み重なって心の奥底に溜まっていくことありませんか?
小雪はその積み重ねに耐えられなくなり人との間に壁を作ってしまっています。
ミナトは誰とでも仲良くなれ1人でいる人に積極的に関わるタイプですが、ある日美姫から「可哀そうだからと話しかけるのは傲慢だ」と指摘されハッとします。
美姫も本来の自分とクラスメイトが抱いている自分とのギャップに悩んでいます。
更に大切な友達の小雪が辛い時に力になってあげられなかったという思いも…。
一番人当りの良いヨータも、親の再婚により家庭に自分の居場所のなさを感じています。
高校生の青春ストーリーかと思いきや、それぞれの心の機微が丁寧に描かれており、どの登場人物にも「わかる…」と思うシーンがあります。
あの時のあの感情はこういいうことだったのか!!と気づきを得る方も多いのではないでしょうか。
どの年齢の方が読んでも共感すること間違いなしです!
元々タテヨミマンガとして描かれた作品ですが、単行本版として再構成されております。
描くのは『正反対な君と僕』の阿賀沢紅茶先生。
“今らしさ”と“普遍的”を描くバランスが秀逸です。
恋愛部分も展開が気になるところ。
気付きと共感の物語をお楽しみください。
感情タグBEST3
匿名
人生マンガ
今まで色々なたくさんの漫画を読んできましたが、私の中では1番心に刺さり、大好きな漫画です。
この世に少女漫画はたくさんあるけれど、実際にこんなことないだろ!!と思いながら読むことが多かったです。それが少女漫画の良さでもあり、そこを今まで楽しんでいた自分もいたのですが、沢山の漫画を読むうちに王道ではない、現実にありそうな話を好むようになりました。
その私の好みに1番ドンピシャに刺さったのがこの漫画です。
読み進めると、思春期の頃の心情が本当にリアルに描かれており、あぁこういう時こうやって思うのが普通だよなぁと強く共感します。きっと読む人全員に共感される漫画であり、いままさに思春期を迎えている人は、背中を押してもらえる作品なのではないかなと思います。
私は実際に私が高校生の時にこの漫画に出会ったのですが、作中の主人公の言葉に気持ちが軽くなり、救われたことがありました。
漫画は無料で読める範囲で楽しむ派だったのですが、この漫画が大好きすぎて、別アプリでちまちま無料で5周くらい読み、5周もするなら絶対買ったほうがいいな!?と思い、購入しました。
少女漫画には珍しい絵柄で手をつけにくい方もいるかもしれませんが、一旦読み始めてみて欲しいです。きっと大ハマりすると思います。
アニメ化してもっと色んな人に知ってもらいたいなぁ、、。
匿名
共感
めっちゃいい!こゆんとヨータもいい距離❤とも思いながらも、ヨータもこゆんも良き理解者お友達で凄くお互いを大事に思ってるのがわかる!美姫とヨータのやり取りもはたからみればじゃれ合いにもみえるし、こゆんたちと接してる美姫の姿が一番好きです!中学時代に色々あって相手に、自分に対して壁を作ってしまうようになったけど、このヨータたちとの出会いがこの4人の人生を大きく良い方にかえていく。これが楽しいです。
なんで、
の奥にある気持ちを描いている。だから心を掴まれる。なんで苦手なんだろう?自分と違うから?どこがどう?そんなふうに自分の気持ちを掘り下げて向き合って。
メインの4人の抱く気持ちにそれぞれどこかしら共感する。
ところでこゆんが食べてたしるこサンド、スーパーにあったから買ってみた。
…しるこかこれが。