あらすじ
「まだ足りない。君のすべてを、俺の前に曝け出せ」
ゲームの悪役令嬢キャラに転生していると気づいた伯爵令嬢ルイーゼ。義妹が対象キャラを全員攻略すると自分は残酷なバッドエンドを迎えてしまう。回避するには隠しキャラの氷の侯爵クライドを、悪女らしく籠絡する他にない。「命を懸けて俺を誘惑するんじゃなかったのか」自信家で俺様タイプのクライドは、突然やってきた彼女に最初は警戒するも、次第に身も心も甘々に溺愛しはじめてきて―!?
書き下ろし番外編も収録!
※こちらの作品にはイラストが収録されています。
尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。
感情タグBEST3
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ヒロインの可愛らしい悪女っぷりとチートすぎるヒーローに癒やされ安心感に包まれるが、バルバラの異常性にドン引きですよ(笑)
いやー、面白かった。
よくある転生ものと侮るなかれ。
緻密な構成と怒涛の展開に夢中になり、作者様の力量には恐れすら感じる。
さて、もう一度じっくり再読しよう。
ハラハラドキドキで一気読み❗
ゲームの物語の中に転生した(悪役令嬢もの)お話は色々読んでいますが、いや~このゲームストーリー内のヒロイン役の性格が悪いこと悪いこと!! そのヒロインは作中の主人公の義妹なんですが、すごく用意周到に義姉を悪役令嬢に仕立て上げ姉の婚約者である王太子を奪い去ります。本当にゲームの攻略内容を熟知していてその上魅了の魔法(?)も使えたら誰も敵うわけがないわ。
主人公は自分のバッドエンドを回避するためにたった1人で家を飛び出し運命に抗う姿にハラハラしました。最後の最後まで義妹が醜悪で本当に恐ろしい女性でした。ヒーローとヒロインの甘々な場面も吹き飛んでしまう位です。
面白い!!
一気読みしました!!最初はヒーローも冷たいけど、そこまで冷たくなく自分の気持ちに何となく気づいてモヤモヤ感をだしていて、気持ちに気づいたら溺愛が始まった…。よき。でも、気持は伝えずに体のみの関係でヒロインも私は本当に悪女なのでは…とヘコむけど、直ぐにラブラブに戻ります。良いお話でした。
怖い
悪役令嬢転生物はけっこう読んだけど、こんなに元ネタの怖い世界は初めてでちょっとヒキました。
そこにベストマッチするかのようなバルバラの恐ろしいこと、前世含めて怖すぎる。
ヒーローも最初は冷たいので、これ以上ヒロインを痛ぶらないでーと思いましたが、徐々にヒロインにメロメロになっていく様が良かった。
終わり方も楽しかったし、イラストも素敵でした。
読後感は疲れた!って感じですが、むしろひたすらに甘いだけの話を読みたいという読書欲が湧いてきました笑
大変よい
すっごくおもしろくて、一気読みしました。
もうなんだかすっごい要素盛りだくさんなのに全部が丁寧に練られているのが分かる物語で、とりあえず北部の住人になりに行きたいと思う魅力あふれた作品でした。
茜先生は政治的なことを魅力的に描くのが本当に上手ですが、今回も素晴らしい内容でした。
ランドルフ侯爵家で働きたいくらい。
悪役がこてんぱんにやられるのも大変よかった。
色々すっきりして、よい読書時間になりました。
Posted by ブクログ
バルバラ怖すぎだろう。
もうとことん悪役だった。
前世の所業といい、ご趣味や考え方といい。
主人公補正のチート能力も怖いし、先を見越して行動している部分もあって手ごわい相手だった。
よくぞルイーゼは彼女に勝てたものだと読み終えても思う。
これもちゃんとバルバラより先にクライドを陥落できていたお陰か。
意外にもクライドは〇〇がまだでしたからなあ。
漬け込む隙はあったかもしれない。
ましてルイーゼは大きなお胸持ちの割に処女ゆえの純情さ、無理に悪役ぶろうとして却って天然ぶりを披露するというギャップ持ち。
そして自ら襤褸を着たり、大事な物を手放すことを躊躇せず、他人のために動けるいい子である。
ただバルバラの能力のせいで実際に悪役令嬢だった時期もあったので、事態をややこしくしたようにも思う。
でも、そこもクライドがちゃんと両者を見た上で判断してくれたのでよかったが。
ヒーロー有能でよかった。
(そもそも最初に抱いた時点で色々分かっただろうし)
一度落ちてからのクライドの溺愛ぶりは凄かった。
最後のシーンは特に笑った。
大事な用事ほったらかしにして何してるんだよ二人ともという。
イアンさんの苦労に合掌。
タイトル通り
内容はタイトル通りです。
ゲームヒロイン(ヒロインの妹)が悪に振り切っていていっそ気持ちいいほど。彼女のチート能力が同じ転生者であるヒロインには効果抜群なのにゲームの中の人であるヒーローにだけ効かないのは意志の強さとかそういうことなんでしょうか?
そこだけ都合がいいなとは思いましたが、挿絵の美しさも含めて買って良かったです。