【感想・ネタバレ】沈まぬ太陽(一) -アフリカ篇・上-のレビュー

あらすじ

広大なアフリカのサバンナで、巨象に狙いをさだめ、猟銃を構える一人の男がいた。恩地元、日本を代表する企業・国民航空社員。エリートとして将来を嘱望されながら、中近東からアフリカへと、内規を無視した「流刑」に耐える日々は十年に及ぼうとしていた。人命をあずかる企業の非情、その不条理に不屈の闘いを挑んだ男の運命――。人間の真実を問う壮大なドラマが、いま幕を開ける!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

5冊にわたる長編だがスラスラ読むことができた。恩地元が真面目すぎるが故に敵を生んでしまう。断ることが苦手で真面目なことが幸いし、歯車が狂い出す。他の人物で有れば体裁を気にして言えないことも、筋が通るとわかれば臆することなく言ってしまうところにカリスマ性を感じる。根底は恩地元の考えに共感するが、日本企業特有の右へ倣えという精神もわかってしまうが故に、自分ならここまで戦えないと感じた。おそらく多くの組合員も同じことを思っているであろう。

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2022年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やばいやばいやばい。
おもしろいおもしろいおもしろい。

山崎豊子さんの本は、「白い巨塔」「女系家族」「華麗なる一族」などを読んで来ましたが、なんとなく文章(特に会話の部分)に古さを感じて、おもしろいんだけど読むのに疲れる…という感じでした。
しかし、しかし! (一人盛り上がる)これは、比較的最近に書かれた物だからなのか、その古臭さがまるでなく、もう夢中で読みました。
恩地元のやってることは正しい、まっすぐで正しくて、こうあるべきなんだろうけど、やっぱり私は妻と子供の母親としての目線で見てしまうので、「私たちのためを思うなら、もうちょっと妥協しても…」と感じてしまう。
でもそれじゃあダメなんだよなぁ…。

困ったなぁ。これ、5巻まであるのに、うちにはこの1巻しかなく、しかも読み終わってしまった。
今日、急いで4冊まとめて買ってこなければ!!!
これは映画化、「不毛地帯」はドラマ化されてますね。
不毛地帯も読んだことないから、こちらも買いかしら…。

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2023年09月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一気読みできる。現実を忘れて、読書を楽しみたい方におすすめ。主人公がどこかで報われて欲しいと思いながら読み進める。

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2025年04月23日

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