あらすじ
<山下町の名探偵>という二つ名を持つロンこと小柳龍一の幼馴染みで、ロンと同様にブラブラして生きているマツこと趙松雄(ジャオ・ソンシォン)。マツには人生の恩人とも言える存在がいた。クズ呼ばわりされている博打好きの男・上林寛之だ。その上林が自殺未遂を起こした。競馬関連の詐欺に遭ったという。恩人の窮地を救うため行動を起こすマツ。そしてロンは……表題作他、マッチングアプリ詐欺、ギフテッドの孤独、ディープフェイクを描く作品を収録した、大人気作第4弾!
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Posted by ブクログ
横浜・中華街を舞台にして「横浜ネイバーズ」のシリーズ続編。
今回はロンの幼馴染マツの回。
シリーズも4作目で、登場人物たちがもはや自分にとっても「ネイバーズ」で、「ロンだったらこういうだろうな」とか「マツはこういうところがマツだよな」とか思えてしまう。
実在する地名を使っているのがとても物語のイメージを鮮明にしていて、人物もモデルになってる人がいるんじゃないかって本気で思えるほどのキャラクターの描き方が秀逸。
間髪入れずに次を読み続けたくなる。