あらすじ
アニメの原作・脚本・監督を手がける磯光雄が信頼を寄せる脚本家・宮村優子が、2人の少女の出会いと友情、仲間との絆を細やかに描いたジュヴナイル小説第5巻。
子供たちの間でウェラブルコンピュータ“電脳メガネ”が大流行している、202X年。フシギ都市・大黒市で、ヤサコとイサコを中心とした子どもたちが、“電脳メガネ”の秘密をめぐってひと夏の冒険を繰り広げる。
ダイチたち<大黒黒客>とフミエたち<コイル電脳探偵局>は、肝試しの夜の不思議な体験について調べはじめる。その謎にはどうやら、試作品の“電脳メガネ”が関係しているらしい。
そして夏祭りの夜、神社を訪れるヤサコとイサコの前に、災厄を呼ぶという奇妙な「赤い柱」が立った!
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Posted by ブクログ
「しがみついてるぅ!」
“神隠し“の噂と《メガネ》の秘密を調べはじめた子どもたち。夏祭りの夜、大事件に巻き込まれて────!?
5冊目。夏祭り、ここが転換点なのかな。
ハラケン、観音小連中。新しい展開で、謎がまた深まって面白くなってきた。《メガネ》なしの夏祭りでの駆け引きも面白い。マリリンマリーンがどう絡んでくるのか全く分からないのだけど(アニメ版にいたかどうかすら忘れてしまった)、不思議なお姉さん枠がスパイスみたいに挿入されていて謎で面白い。まあ何もなかったら少し肩透かしだけど……何も関係しないことはないよね?挿絵のデンスケとおやじに癒される。