あらすじ
アニメの原作・脚本・監督を手がける磯光雄が信頼を寄せる第一線で活躍する脚本家・宮村優子が、2人の少女の出会いと友情、仲間たとちとの絆を細やかに描き、アニメをなぞった従来のノベライズとは一線を画した骨太のジュヴナイル小説が誕生した!
今より少しだけ未来の202X年。
子供たちの間でウェラブルコンピュータ“電脳メガネ”が大流行していた。このメガネをかけると、街のどこからでもインターネットに接続して情報を交換したり、データをダウンロードして必殺技を手に入れたり、生身の体はないけれど本物そっくりの電脳ペットを飼ったり…メガネをかけた子供だけの秘密の遊びをすることができる。ただし≪メガネ≫を楽しめる時間には限りがあって……。
小学6年生の小此木優子は“メガネ遊び”が盛んな町、大黒市へと引っ越して来た。空間が壊れやすく、妙なことがたくさん起こるフシギ都市・大黒で、優子は危険な魅力をもつもうひとりの“ユウコ”と出逢う――。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
『ことばって怖い。あたたかくって、痛い。』
今より少しだけ未来の2020 X年。小学生の間では、ウェアラブルコンピューター《電脳メガネ》が大流行していた。〜ただし、《メガネ》を楽しめる時間には限りがあって……。ーーーーー
アニメが面白く購入して積読していたもの。やっと読み始めたが、2007年初刷で202X年物語か…本当に『今より少しだけ未来』になってしまった。大黒市に昔住んでいた転校生のユウコとコイル電脳探偵局の名刺を持つフミエと、もう1人のユウコ。それぞれのキャラクターがしっかりしていて読みやすい。アニメでは軽快にコミカルにシリアスは部分的核心周辺で進行していく印象だったが、小説版はヤサコが小学生らしさの裏に達観した部分を持ち合わせているところが垣間見える。フミエの「泣いたらだめだよ。子どもなんだから」「子どもは、泣かない」に考えさせられた。大人の方が感情的ということなんだろうか、子どもは強がる、ということなんだろうか。とてもいいエッセンスだと思った。全体的に詩的というか、言葉選びに癖があってとても良い。言葉遊びをする文章が好みだと思ったら、六番目の小夜子の脚本家さんだった。六番目の小夜子も好きである。著者解釈を加えての書き下ろしでアニメとは世界観、キャラクター設定の異なる別作品として成立したもの、とあるので、アニメとは別で楽しめそう。
Posted by ブクログ
前から気になってたシリーズ。 主人公たちが小学生って思えない事が
多々あった。 全体的にキャラの年齢を5歳は上げたほうがしっくり来る。
メガネかけるってのがなぁ。 俺はメガネかけるの嫌いだから、このシステム
もう少し何とかならんかったのかと思った。
Posted by ブクログ
NHKがやってくれたーーっ!久々に最終回ぼろぼろに泣いてしまった素晴らしい作品。
キャラの可愛らしさ、お話のつめ方伏線の張り方、どこをとっても文句なし。映像も素晴らしかったです。
曲も本当に世界とリンクしていて、最終回で歌詞の意味をようやく理解できてまた涙。現在(08.1)再放送中なので色んな人に是非見てほしいです
Posted by ブクログ
これはかなりいいですよ。
登場人物や、都市設定はノスタルジックなのに、小学生が先端の技術を駆使してるあたりは、もうチンプンカンプンで・・・。
スタジオジブリ系ですね。納得しながら読んだり、観たりするしかないんですが、徐々に引き込む力があるのはすごいです!
Posted by ブクログ
アニメ化された作品だったかな?というぐらいの知識で読んだのだが、何気に世界がきちんと確立されていて結構面白い。SF好きな自分にとってはワクワクしてしまう冒険ものだ。小学生という与えられた時間しか使えない電脳メガネ。今まさに製品化されようとしているウェアラブル末端だ。これはすごい。
それを駆使して立ち向かう少女&少年たち。自分もそのくらいの時に読んだらめっちゃはまっただろうな。空想をこれでもかと立ち上げた内容には、大人でもはまる仕掛けがここぞとばかりに散りばめられている。
主人公のヤサコが大黒市へ転向してきたところまでだが、なかなか続きが気になってしまった。
Posted by ブクログ
とりあえず、読みづらいというのが正直な感想です。
アニメとの相違点を楽しみたいところですが、アニメのテンポを期待していると肩すかしをくらいます。
ただ、イサコとヤサコの心理描写は新鮮です。