【感想・ネタバレ】ゼロの使い魔 22 ゼロの神話のレビュー

あなたはツンデレという言葉をご存知でしょうか。
ツンデレとは、普段はツンツンしている女の子が二人きりになるとデレデレする(甘えてくる)ことです。
この作品は、そのツンデレという特徴を生み出したといっても過言ではない「元祖ツンデレ作品」です。
主人公はごく平凡な男子高校生です。
突然、彼の前に魔法陣が現れ、それに触れると異世界に飛ばされてしまいます。
その異世界は魔法の世界。
魔法に縁もゆかりもない主人公は、なぜかヒロインの女の子に使い魔として召喚されてしまいます。
最初はいざこざもあったこの二人ですが、物語を通して少しずつお互いを意識し始めていきます。
ツンデレ系ラブコメの完成形といってもいいかと思います。
ご興味がある方は一度目を通してみてください。非常に萌えます。

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Posted by ブクログ 2019年09月16日

 ハルケギニアは地球で魔法が使えた《マギ族》が避難してきた異世界。ハルケギニアの大陸隆起から避難するため故郷である地球へ帰る(侵略もやむなし)というのがヴィットーリオの真の目的。聖地に魔法装置があるのではなく聖地から地球へ帰るというわけだ。
 ルイズは始祖の書に故郷に変ってブリミルの目的を達成すれば...続きを読む虚無は消えサイトの命は助かる、と知り教皇に手を貸すことにした。
 サイトは邪魔をしないように監獄島に幽閉されるが仲間が助けだしてくれて脱獄に成功。6千年前の夢で知った、聖地の精霊石を消し飛ばせばハルケギニアの大陸隆起は防げるという事実を伝えにルイズの元へ向かう。
 虚無の魔法《生命》を唱えるルイズの元へゼロ戦で突っ込む。ボロボロになりながらもルイズに駆け寄ったところへ、ルイズが身を投げ出してきてデルフがルイズの胸を貫く格好に。ルイズは死んだ。サイトの故郷である地球を滅ぼさずハルケギニアを救うのには自分が死ぬしかないと考えたのである(精霊石を虚無の魔法《生命》で消してもサイトが死んでしまう)。
 ここで「虚無の消える条件であるガンダールヴが主人を殺す」が満たされ虚無が消える。
 ルイズは死んでしまったが、実はガンダールヴには生命を与える魔法がブリミルからかけられており、デルフの命と引き換えにルイズ復活。唱えかけの《生命》を爆発させ精霊石を消し飛ばし見事地球を滅ぼさずにハルケギニアの危機を回避した。
 聖戦後ルイズとサイトは結婚。結婚式で元素の兄弟が実は吸血鬼だった、ということが明かされたが、吸血鬼なんて一切出てきてない。(ハルケギニアは地球から魔法が使える種族がやってきたように他にもおとぎ話の世界の人物がいるかも、ということを示唆してるのだろうか?)
 結婚したルイズとサイトのもとへヴィットーリオから始祖の円鏡がプレゼントされた。人一人分が通れるゲートが開く魔道具である。虚無の力が日に日に弱まっており早く決断しないと帰れなくなってしまう。
 サイトはガンダールヴの力がなくなったことも影響したのかホームシックにかられ地球に戻ることにした。
 ルイズとの初夜の後、ギーシュやタバサ・キュルケらに見送られて地球へ。そこにルイズが「連れて行って!」と飛び込んで、二人ともゲートの向こうへ消えってしまった。
 ~Fin~
 
 ながいお話に決着がついた。ラストの方はこれがヤマグチノボルの手によるものではない、なんてことを忘れ去って読んでいた。この作品が、こんなにきれいに着地して本当におめでとうという気持ちだ。
 正直物語の魅力はガリアが舞台になった頃からどんどん低下していってしまったけれど、登場人物が魅力的だった。
 ラストシーン、サイトが地球に帰るという決断をしたのは驚きだ。今どきの作品なら絶対にしない選択だと思われるが、おそらくゼロの使い魔を少年少女が読むライトノベルとして書いていたヤマグチノボルはお話の世界の中にとどまってしまう選択よりは、現実に帰る選択を読者に見せたかったんだろう。サイトがハルケギニアいたら読者の心もハルケギニアのままだ。サイトが地球に帰るから読者の気持ちもまた現実世界に帰る。
 そのヤマグチノボルは亡くなられてしまいもう二度と物語という舞台で会うことができなくなってしまった。残念である。

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購入済み

大団円

2017年03月30日

前巻まで読んできた読者であれば必読です。
賛否はあるかもしれませんが自分としてはまったく違和感無く読めました。
ただただ、よくぞここまで、と書かれた方、編集の方皆さんの熱意が強く感じられ、半ばからは不思議と涙止まらず巻末まで一気に読み進めました。
期待を超える最高の読後感でした。
非常にアフ...続きを読むターが読みたいところですがそれがあり得ない事だけがもの凄く残念です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年05月07日

ブリミルとサーシャの6千年前の結末を、サイトとルイズは克服し、無事ハッピーエンドを迎えることができた。

教皇もルイズも才人も各々が自己犠牲の上に他人を生かそうとしている。すべてを助けることができないときには、どれか一つを選ばなくてはいけない。その時、どの案を選択するかは、各人の正義によるのだと思う...続きを読む

癌となって物語を完結できなくなったことを思うと、今を一生懸命生きないといけないと強く思う。

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Posted by ブクログ 2019年12月24日

シリーズ最終巻。原作者のとつぜんの逝去という思いもかけない出来事がありながらも、足掛け13年におよぶ長い連載を経て、ようやく完結となります。

ハルケギニアを救うために、教皇は才人たちの暮らす地球を侵略する計画を明かします。アンリエッタをはじめとする才人の仲間たちは教皇の指図を受け入れまいとしますが...続きを読む、才人の身に起こる運命を知ったルイズは彼のために大きな決断をくだすことを、心のうちに秘めます。

フーケやジュリオなどサブキャラクターたちもそれぞれの立ち位置にふさわしい活躍を見せ、これぞ最終巻といった絢爛たるストーリー展開で大団円を迎えます。原作者のヤマグチノボルがどの程度詳細なプロットをのこしていたのかうかがい知ることはできませんが、人気シリーズである本作にふさわしい結末をつけた代筆担当者にも感謝です。

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購入済み

ついに完結

2017年04月01日

作者が亡くなって、作品が完結しないと思ってた。
でも、この作品で、きちんと完結してくれたので、一安心。

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購入済み

色々言われているけど

2018年02月26日

確かに途中から作者が替わっても違和感は少なかった。
言われなきゃ分からない程度だろうから最後にも期待していた。
だけど、映画の尺が足りないラストシーンのように、大した盛り上がりもなく余韻もなく、アニメのようなエンディングもなく、一気に呆気なく終わってしまったところがとても残念だし、作者が替わった...続きを読むことが要因ではないかと余計な憶測までするはめになる。
感動のラストシーンには程遠く、大好きな作品だったからこそ、最後の最後に駄作になってしまったことが残念でならない。

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