あらすじ
黄の国のエリート校、カレストリアの夏期講習に行くことになったフウカたち。道中、学園にあこがれているメガネの女の子と知り合い、一緒に行動することになります。カレストリアとは、超秀才の子どもたちだけが集められた完全地帯のはずだけど、どこか不安定で変な感じ・・・。この女の子と天空都市にかくされたヒミツとは――? 新キャラも登場し、ますます盛り上がります!!
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第13巻。夏休みに黄の国のエリート学園で特別夏期講習を受けることになったフウカたち。だけど到着早々、おかしな女の子に出会い、とんでもない事件が発生して!? 今回の舞台は黄の国で、新しい環境、新しいキャラクターユミルもリューも、最初は嫌味な奴だと思ったけれど、プライドが高いだけで仲間思いのいい人でした。
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らくまじょシリーズはとっても面白くて、何回読んでも飽きません*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
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“「これって、あの飛行機ってやつ?」
「そ。でもあんなオモチャとはちがうんだ。これはオレたちが見よう見まねでつくった試作品だけど、とある世界ではこんなものが魔法もつかわずゆうゆうと空をとんでるんだとさ」
「とある世界って……」
そういいかけて「あっ」と声をあげる。そしてあたしたちは顔を見あわせて、
「それって、もしかして人間界ーー!?」
むかし、妖精の森には人間界とつながるトンネルがあったっていわれている。
でも、それもとうのむかしにすべてとじられてしまったってーー。”[P.116]
13巻目。
瓶底眼鏡は美少女と相場が決まっているのです。
“「……こんどはちゃんとむかえにいってやるよ。あんなポンコツの飛行機じゃなくてさ」
ユミルはそっぽをむいたまま、ちょっとはずかしそうにつぶやいた。
「えーー……」
そのとたん、ユキちゃんの顔がパアッと明るくなる。そして、
「ハイ……!」
そのしゅんかん、「わあっ」と砂浜に歓声があがる。リューはユミルの顔をのぞきこんで、
「なになにっ?それってもしかしてプロポーズじゃねえの?」
「なっ、ちがうよ!へんなこというなっ。リューもいっしょにいくんだよ」
ユミルは耳までまっ赤になって、からかうリューの手をはらった。”[P.193]