あらすじ
「名前にいったい何がある? あの薔薇って名前の花は別の呼び名だって甘い香りに変りはないでしょうに」
――敵対する両家の憎しみを超えて、愛の真実を純粋の目で直視する二人の若い恋人たちは死への道をまっしぐらに突き進む。恋に生き、恋に死んだ若い二人の清冽な青春。
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Posted by ブクログ
以前から読みたかった本をやっと読み終えました。
おもしろい。
登場人物の大げさな言い回しと、詩のようなテンポの良さ。あとがきで知りましたが詩劇という形式をとっているのだそうです。
意外に下品な所もあり、とにかくすごくユーモラス。
ストーリーも良かった。
今後少しずつシェイクスピアの作品を読んでいこうと思います。
“太陽が沈めば地には霧が立ちこめる。だがわしの甥という太陽が沈んだとなったら、こりゃ雨のどしゃ降りだわい”
“生命がこの唇から立ち去ってもう幾時間か。死神が時ならぬ早霜のように広い野原に一番の美しい花の上に降り立った。”
※↑娘が死んでるのにのんきに詩のような台詞を放ってるところが素晴らしい!!