【感想・ネタバレ】リア王 研究社シェイクスピア・コレクション9のレビュー

あらすじ

「まだ歳若いわれらにはこれほどの苦しみも、これほどの長生きもけしてあるまい」
――老王リアの苦難に世界の秩序そのものが怒り、苦しみ、荒れ狂う。退位にあたり3人の娘の愛情を試したリア王は、末娘の真心を誤解し、甘い言葉を口にする長女と次女には裏切られ、やがて狂乱のあまり嵐の中で絶叫、最後には痛ましい死を迎える。シェイクスピア四大悲劇中、最も壮大にして残酷な悲劇作品。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 読んだことがなかったので、改めて読んでみようと思った。道化が核心を突いていて、ちょっと下品さもあって。解説の「物語」から「悲劇」への転換は知らなかった。元ネタは感動しそうだけど、やっぱり長くやることを考えたらグダるだろうし、二重の物語が絡むのはシェイクスピアのオハコみたいなものですからね。
 最初はリア王をただの老害(?!)と思っていたけど、解説にあった自己に初めて向き合った「リアの影法師」を踏まえると哀れにも見える。でも親世代たちは強い。最後に向かっての末娘との再会はちょっと美化しすぎる感じが否めなかったケドそのくらいコントラストをしないと姉たちがね。。。
また改めて読んだら違う見え方ができそう。

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2021年11月06日

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