あらすじ
長崎県の孤島波手島。明治の教会が残る無人の島で、女たちが火に焼かれて死んだ。宗教的理由による集団自殺か、はたまた。事件性を疑う私立探偵に乞われ、桜井京介は現地へ向かう。その頃、蒼はカルト教団に入信したまま戻らぬ友人を救出しようとしていた。ふたりに迫る悪意の罠。狂気の炎が再び空を焦がすとき、京介は蒼を救えるのか
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Posted by ブクログ
もはやミステリー要素はほとんどなく、一種のサイコサスペンスみたいな感じ。シリーズもクライマックスも近くなって、過去作で登場した京介の宿敵が、二人までも再登場して、彼に戦いを挑んでくる。これはミステリにはならないわな。
Posted by ブクログ
「カルト」という言葉はぼんやりしたイメージしかなかったけど、改めて定義を説明されるとなるほどなあと思う。蒼の友人がじわじわ取り込まれていく様子が生々しくて怖い。
そして松浦再登場。ここまで京介に執着してるってどうなんだ…
綾乃と松浦の関わりをすっかり忘れていて、月蝕の窓をちらりと読み返して、あーなるほどそれでそうなってああなったのか、と今さら話がつながった。
そして、ここに至って京介が犯人?を救うことができて、よかったねえ京介…という気持ちに…
個人的にいちばん衝撃的だったのは、京介と深春が同じ部屋で寝てること…かな…
Posted by ブクログ
冒頭のセリフが誰のものなのか、読み終えてから再読するのが楽しみ。
あの心理学者がここまで介入してくるとは思わなかった。
動機は本当にゲームなのだろうか??
どうやらバックに大物がいるらしいけれど。。。
蒼の京介への思いが何か色々とこえてくるけれど
感情を一般的な言葉に無理にあてはめた結果、そうなってしまうだけで
全く異質のものなのか、
本質をついているのか どっちだろう。。。
蒼の名前は京介が飼っていた猫だけれど
深春も、京介に情がうつってほっとけないのだろうか。。。
それとも本人が気づいていないだけで違う感情があるのだろうか。
毎回いい人で貧乏くじをひいているので不憫。。。
次の3作で終わるとの事。
それはそれで寂しい。。。