【感想・ネタバレ】美貌の帳 建築探偵桜井京介の事件簿のレビュー

あらすじ

伝説の名女優・神名備芙蓉(かんなびふよう)が28年ぶりに復活。伊豆の会員制高級ホテル(オテル・エルミタージュ)で三島由紀夫の『卒塔婆小町』を演じ、老婆から美女へ見事に変身してみせる。だがその後、演出家の失踪、ホテルオーナー天沼龍麿(あまぬまたつまろ)の館の放火、芙蓉への脅迫と怪事件が相次ぎ、さらなる惨劇が!? 京介の推理が40年に亘る愛憎を解く! (講談社文庫)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

今回は再び蒼視点。
と思ったら京介視点もあって、でも京介が何考えてるのか結局いまいち分からない。
でもレビューを読んでいたら、深春が父親で京介が母親、というのがあって、なるほどあれは思春期の息子に対する母の態度か、と納得した。京介が蒼に踏み込めないのは自分を重ねているからなのかな。

鹿鳴館のはなしや、演劇のはなしは面白い。
でも、二組の恋人たちのはなしがいまいちピンとこない。
なんでかなあと考えたけど、たぶん
遠山兄が暁に遺したことばも、
芙蓉がなぜ再会にこの年に選んだかも、
…わかりづらい!!
からだと!

芙蓉=美輪さん、というのは、それっぽいなあと思ったら、あとがきで作者が明言していて、やっぱり!となったのがいちばん楽しかった。
美輪さんの卒塔婆小町、見てみたい。

0
2019年05月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

二部の一作目。
蒼は高校生となり、京介はフリーター。
アンジュではない方を名乗っているのか。。。

解説が西澤 保彦氏。 偶然ミステリーランドの作品を最近読んだのだが ザ・解説!という感じ。
難しい。。

蒼も自分なりに探偵?として調べていくうちに
事件に関わる事により受ける苦しみ=京介の取るスタンスの理由について考え、気づいていく。

トリックや建物は相変わらずそこまで重視されていないようなイメージを持ってしまったが
これはあくまでも
主役は蒼や京介である、物語なのかなぁ、と。

時系列は前後するようだが、蒼や登場人物の過去を知って
彼等について多少理解するようになって
どんな行動をするのか、続きが楽しみになった。

0
2017年06月29日

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