あらすじ
19歳の冬、我らが桜井京介と栗山深春は「輝額荘」という古い木造下宿で運命的(?)な出会いをとげた。家庭的で青春の楽園のように思われた「輝額荘」。しかし住人の1人・カツが裏庭で変死したことから、若者たちの「砦」に暗い翳(かげ)が忍び寄る。続いて起こる殺人事件。その背後には天才建築家・ライトの謎が? (講談社文庫)
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Posted by ブクログ
19歳の京介と深春の下宿先のお話。
京介が若干、可愛らしい気がする。。。それとも、深春と今はもう気の置けない、身内のような友人になれたという事だろうか。。。
犯人は途中で分かるけれど
あくまでも推理しながらのミステリーの為、そこまで感情移入せず、坦々と読み進める感じ。
そう考えると一話や短編で登場人物を好きになるって、作家さんの力量が物凄いのだろうな。。
ライトというとライト兄弟しか浮かばなかったので、かつての帝国ホテルを設計、またショッキングな事件があったりと
自分に知識が無い事を再確認。。
せっかく史実に基づいて建築を絡めてくれている作品なので
巻末に実際の写真とかあれば嬉しいだが。。
次回、蒼についてだそうなので読み進める。