【感想・ネタバレ】村上朝日堂 はいほー!(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

せっかちで気が短い。占いには興味がない。最近の映画の邦題はよくないと思う。ときどき無性にビーフ・ステーキが食べたくなる。双子の恋人が欲しい。フィッツジェラルドとチャンドラーとカポーティが好き。この中で三つ以上思い当たる方は、誰でも村上ワールドの仲間です。はいほー! と軽やかに生きるあなたに贈る、村上春樹のエスプリとユーモア。安西水丸画伯のイラスト入り、全31編!

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Posted by ブクログ

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狭い日本・明るい家庭
標語の話が面白すぎる、ラブホテルに「本当にそんなことをしなくちゃいけないんですか?」は是非とも貼ってほしい

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2025年10月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回は名義を見ればわかると思いますが
画伯の存在はちょっとしかないです。
なのでファンの方は回れ右かも…

意外だったのは著者は英語の翻訳はできるけど
しゃべることは実に不得手ということ。
これ気持ちわかるな。
私もある程度は文章は理解できるけど
しゃべることができないのよ。
本当に悲しみ…

あとは生まれていない時代のお話だったので
わからないけど白子と黒子の広告って
斬新だな、と思いましたね。

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2023年01月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱり春樹のエッセイは面白い。
プクッ…クスクスと思わず一人で笑ってしまう。
割かし色々面倒な事考えてるんだなぁ…春樹って人は面倒な性格なんだろうなぁ…と、思いつつも何故だが春樹のエッセイを読んでいるとその面倒さも何だか可愛く思えてくる。
今回のこのエッセイは笑える所もありつつ、でも根底にある雰囲気がちょっと切ない感じがする。
何気なくパラパラ読むには本当に丁度いい。

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2019年06月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

はいほー文庫本版。
なので絵が安西水丸さんの絵です(新書サイズのは違う方の絵です)。
色んなとこから引っ張り出したエッセイも混じってるせいか、ページが統一してない文章があります。

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2014年09月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「ハイファッション」という雑誌で連載されていた春樹氏のエッセイ。小説も大好きだけど、彼の本はエッセイも好き。お馴染み、安西水丸氏のゆる〜いイラストが絶妙の31編。
中でも、山羊座のやり切れなさを語った「わりくう山羊座」、東京と千葉のタクシー運ちゃんの違いを説く「千葉県タクシー・ドライヴァー」、レイモンド・チャンドラーが小説を書くコツについて持論を語る「チャンドラー方式」、一人旅の若い女の子と電車で相席になったときの戸惑う心境を語る「ひとり旅」、春樹氏御用達のコロッケ定食がとても美味しいお店の話「うさぎ亭」の5編が好みかな。

千葉県のタクシー運ちゃんは、東京に比べるとよく客に話しかけ、また顔つきが「明治のカール」風だという。春樹氏はあまり他人と会話をするのが得意ではないそうだが、タクシー運ちゃんは例外らしい。またその描写が面白い。私はあまりタクシーの運ちゃんとは話さない主義だが、千葉のタクシーにはいずれ乗ってみようかなと思った。

「ひとり旅」はクスッと笑えるいかにも春樹氏らしい話だ。ひとり旅をいていて困るのは、ひとり旅をしている女の子と会うことだ、という。それも二人きりで同席の場合。話しかけた方がいいのか、話しかけたら良いのかがよくわからない、と。そして話しかけた場合のデメリット、話しかけなかった場合のデメリットの春樹氏の妄想劇場が続く。何かこれだけでも短編の小説になりそうだ。

村上朝日堂、とつく彼のエッセイシリーズは、1984年から始まり、全部で6冊あるらしい。そして本著は3冊目。マズい、途中から読んでしまった。ってことで、最初から読みます!これ、面白いです。

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2014年01月29日

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