【感想・ネタバレ】ギャングスター・レッスン ヒート アイランドIIのレビュー

あらすじ

渋谷の裏金争奪戦から1年後。チーム「雅」の元ヘッド・アキは海外放浪を経て帰国し、現金強奪のプロ・柿沢と桃井の仲間入りをした。と同時に、“仕事”のテクニックを身につける“実務訓練”がスタート。オモテの顔を偽装し、ヤクザのシノギの種類や裏カジノの運営方法、組織売春などの知識を頭に詰めこみ、車体の改造からメンテナンス、さらには射撃演習のためコロンビアへ…。そして、ついに課題をクリアしたアキが実戦デビューを果たす! 痛快クライムノベル第2弾。

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Posted by ブクログ

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ヒートアイランド2弾。柿沢に誘われたアキが1年の東南アジア放浪を経て柿沢と桃井のグループに入り強盗のプロとして教育を受けていく話。表の仕事・戸籍と裏の仕事・戸籍をもち、政経含め様々な知識を入れる点などよく考えられておりなかなか面白い。戸籍取り、車のチューンとドラテク、コロンビアでの射撃訓練、ヤクザとの実地訓練。桃井の車チューンの話は「君たちに明日はない」が思い出される。柿沢の完璧さと妥協を許さない感じがすごい。

勉強する内容は、ヤクザと海外系マフィアのシノギの種類を一通り。裏カジノやノミ屋の運営の仕方、麻薬取引、組織売春、マネロンの知識、鑑識課と捜査一課の捜査ドキュメント。日々の新聞。最低、日経と全国紙のどれか。特に、選挙がらみと、建設、不動産関係。

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2020年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「ヒートアイランド」の続編。

1作目よりさらに軽め。
ますます社会問題が絡まないか。
ストリートギャングとヤクザ、それだけ。
賢いコも出てこない。
恋愛がちょっと出てきて、ちょっと情に訴えるけど。


ストーリー的には、自作に繋げるために必要かもだけど、なくても成り立つ気もする。
垣根さんにしては、軽すぎる。

と言い切れないのは、まだ自作を読んでないから。

3作目に期待。

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2017年06月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「ヒートアイランド」の続編、っちゅうか連結部分なんだろうなぁと思わせる作品。

アキを成長させるための挿話を短編で描写。前作読んでいたらそれなりに楽しめるが、この本だけとってみたら前作ほどの勢いはない。
けど、これはこれでエエのとちゃうかなぁ。3作目へ向けてぜんまいをキコキコ回している感じがして、期待増してくる感じキラいじゃない。

個人的な苦情を言えば、とある登場人物(トラックドライバー)のその後は、ちょっと可哀そうじゃない?憎めないやくざやコンパニオンはどーでもエエのにちいさく幸せ感じやがってるのに、あの娘にもちょっとは幸せになって欲しかった。(この苦情★には影響せず)

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2015年10月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ヒートアイランドの続編。

アキがプロの裏金強奪グループの仲間となる上での成長過程が描かれています。

アキ・柿沢・桃井の人物像がより鮮明になってきました。あっさり読み終わってしまったので、3巻でハデな事件を起こしてくれる事を期待します。前作もだけれど、車好きにはたまらないかも。

「トラックに追いついて、あんたが窓越しに手を振ってやる。そのあとに会うかどうかは問題じゃない。これから付き合うかどうかも、関係ない。だが、…あんたも彼女も、今よりはましな表情で一時を過ごせる。充分だろ?」

思いがけず、過去の女性と遭って動揺している桃井に向かって言った台詞。これが20歳の言葉かー(笑)

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2012年12月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

その名の通り、アキが柿沢と桃井の仲間になり、ギャングとしてのノウハウを身につけていく話。ヒートアイランドから1年、東南アジアを放浪し、帰国して、アキは柿沢と桃井の誘いに乗り仲間になる。裏金専門の強奪屋の二人につき、渋谷でのチームヘッドから大人の二人とのつきあいに戸惑いながら、ギャングとして着実に成長していく。無愛想で仕事に厳しく正確でシャープな印象の柿沢と、対称的に社交的で明るく柔らかな桃井。アキは柿沢に反発しつつ、桃井に可愛がられながら、成長していく。裏の戸籍を手に入れ、改造車を乗りこなし、銃の使い方を覚え、金の取り戻し方を覚え、そして大物の現金強奪の実戦を終えるまでが描かれる。前作のような緊迫感は後半の実戦のところからは感じられたけど、それまではおもしろくないわけじゃないけどちょっと物足りない感じ。最後に出てきた人の消息が書いてあり、桃井の過去の女性(高速で15秒のランデブーのエピソードがよかった)が最後にあっさり死んでいてびっくり。おまけにはアキの車の事故の原因となり、修理代を見事に騙しとられただめヤクザの柏木のその後。情けなさ全開だけど、ある家出中年女性との出会いから過去を振り返り、また今を生きるこじきの姿に今生きていること、今を満たしていくことを思う希望のあるラストだった。


どうでもいいけど気になったこと。桃井の着ているパッチワーク柄って…なんだかファンシー。そしていつも形容される肉厚っていうのもあって、桃井の様子がいまいち想像できない。

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2012年09月30日

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