【感想・ネタバレ】鳴門秘帖(三)のレビュー

あらすじ

弦之丞を恋するお綱、お綱を追うお十夜。弦之丞はお千絵を想い、お千絵は旅川周馬に迫られる。恋と剣のまんじ巴は、木曽から鳴門の汐路へとつづく。阿波藩を動かす竹屋三位卿は、弦之丞の前に立ちはだかる強敵であり、剣山の間者牢に年久しくつながれる甲賀世阿弥の死命をあずかる非情の人でもあった。いま、山頂の牢を前にして、幕府方、勤王派の最後の死闘が繰り広げられる。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

矢も盾も止まらずに、怒濤の展開。
終盤の周馬、弦之丞・お綱、三位と十夜の三つ巴の乱切り戦には圧倒。

お綱の恋の行方がどうなるか注目だったが、最後はあの結末。敵方の温情あってけっして完全成敗というかたちではないところに決着していくのがうまい。お米さんがゆいいつ可哀想な存在。

忘れた頃に読みなおしたい傑作。

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2014年11月07日

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