あらすじ
通訳やテレビクルーたち6人もの犠牲者を出しながらも大生部はキジーツになっていた娘を取り戻した。バキリは取り戻しに、ひそかに東京に潜入しているという。番組関係者に次々と奇怪な事件が起こり、死者まで出る。元テレビプロデューサーの馬飼は、大生部一家とバキリが対決する生番組を企画する。光と影が交差し、呪いと祈りが入り混じり、テレビ局の迷路のような廊下で激しい戦いが繰り広げられる。
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Posted by ブクログ
まーーー面白かった。2〜3はほぼ一気読みした。
あれほど誰もが太刀打ちできなかったバキリに、今覚醒したばっかりの大生部が勝つのはちょっと現実感ない?けどまぁ良いのだ。面白かったから。
大惨事からの大団円。おなかいっぱいです。
Posted by ブクログ
面白かったけども。
なんなんだ、このクライマックス。
およそ正気とは思えない。
サブリミナル?
ちょっと破天荒すぎやしないか?
ちょっとばかしリアリティに欠けるなぁ。
今回再読してみて、この本の評価が下がっちゃったよ。
でもひとつ得たものがある。
それは、
「私は嘘をつかない、ただたまに過ちをいかすだけだ」
これ真理じゃね?
Posted by ブクログ
どんどんエンタメ性が増してきて、最終決戦へ。
是とも非とも存在に対する明言がなかった呪術で敵を撃退する大生部先生、かっこよす。
総じて、呪術や奇術に対する著書のリサーチ力に脱帽。作品の厚みを裏付けてる。
Posted by ブクログ
1,2が面白すぎただけに色々と期待していた。
見え隠れしていた猟奇的側面が爆発。
超能力というものは存在せず、必ずタネがあるという書き方に見えていたが、3では一気に振り切っている。種明かしやバキリの正体まで書いて欲しかったと思ったが、3はまた別物にも感じた。
3を書いている時のらもさんの心境を知りたい。
Posted by ブクログ
堂々の完結!最後はらもらしい笑笑。が....人が少し死に過ぎたかもしれないな..せめてレイと清川、ミラクルを生かして欲しかったなぁというのが本心...これじゃあ劇だよもう。とりわけ“呪術”の雑学は大幅に深まったことに違いない、2章まではよかったんだけど..解説でも言われてた通り1章目は日本で起きた最大の宗教事件をパロ化したものでそのプロセスを舞台のみ変えたのが2章と言った感じだったかな、伏線がだいぶ回収されてない気もする。読みやすいことには間違いない。最後の
参考資料の量見て驚愕、らも氏の熱量と博識さが伝わる代表作には間違いないものだったといえる
Posted by ブクログ
うーん、面白かった
1から3、全部雰囲気が違うのにストーリーが繋がってるから飽きなかった
1はトリック風に事件を解決、2は深夜特急みたいな紀行文の風を感じる、3はキングスマン並みの虐殺劇でアクションシーンもあって、映画を観てるようだった。そういう点から言うと、貴志祐介感あったな〜
わたしは1が好きだけど、ハッピーエンドで良かった…
ただひたすら、バキリが強すぎて強すぎて…権力とか、切り札とか持ちすぎでしょうよ…大生部さん、負けちゃうのかと思ったよ…
最悪の二日酔いから覚醒してくれてよかった(笑)元アル中の史上最悪の二日酔いとか、絶対床から出れないっしょ(笑)
毎回こういう小説を読むたびに思うけど、わたしなら生き残れないな…
これは他人にオススメしたい小説だ!
Posted by ブクログ
勉強になるし、オモロい本だった。
ただ最後の方ギュッと詰め仕込んだ感じと、結末があっけなかったなぁってのがあって星4です。
途中の牛の伏線回収してるけど、終わり方ダイハードかいなってツッコミ入れたくなりました。
そんなこんな言いつつもとても面白い作品でした。
他の作品も見てみたいと思わせてくれる一冊でした^_^
Posted by ブクログ
この著者の文章と時おり出てくるユーモアはとても好き。
3巻の物語自体はちょっとむちゃくちゃに感じた。
消費者視点で無責任に言わせて貰えば、魅力的で使い勝手が良さそうなキャラクターを雑に死ぬのは残念だった。
うまく活躍させてしかった。
Posted by ブクログ
1・2巻はとても面白くて、アフリカでの話が続くのかと思ったら3巻で東京に来てうわぁぁどうなるんだろうと思っていたら、すごいジェットコースターに乗せられすごい勢いで目が回って気づいたら終わってた、という感じだった。笑
呪術信仰の話とか面白かったのでそのあたりをもっと掘り下げて欲しかったが、たぶんそれは他のところで読んでくれということなのでしょう…笑
著者の本は初めて読んだが、他の方の感想でこれぞ中島らも!という言葉をちらほら見かけるので、これが中島らもワールドなのだと思った。もう1作読んでみたい。