【感想・ネタバレ】大地の子(二)のレビュー

あらすじ

養父と友人たちの尽力により、労働改造所から釈放された陸一心は、恩人である江月梅と結婚。そのかたわらで、中国と日本共同のプロジェクト「宝華製鉄」建設チームに抜擢された。一方、プロジェクトに協力することになった日本の「東洋製鉄」からは、松本耕次が上海事務所長として派遣される。松本は戦前、開拓団の一員として満州にわたった。しかし敗戦時妻子の生死も不明となり、傷心のまま仕事に生きてきた。戦後三十年を経て、両国で残留孤児探しが始まる──。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ルーイーシンがようやく中国人として確立して成功していくのと裏腹に、父松本耕次とのすれ違いにドキドキハラハラしました。こんなに一緒に仕事して、会ってるのにこうも気づかないものなのか、ルーイーシンがどんな思いで中国人として必至に生きてきたのか良くも悪くもそれが父との出会いの際に消えてしまっていることに切なさと苦しさを感じました。

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2024年11月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

スパイ容疑で労改送りになった主人公だったが、解放軍に所属している親友と養父の尽力により冤罪が晴れて釈放される。
北京駅での養父との再会シーンは涙なしには読めない。

毛沢東の死去により文化大革命は終焉し、中国の歴史も大きく変わろうとしている。
もとの就労先に戻った主人公は、日本人であること、日本語が話せることから、異例の大出世をして、日中共同の製鉄事業に携わることになる。

そして、この事業によって、生き別れになっていた日本人の実父との再会も果たす。
しかし、お互いにその正体を知らないまま物語は進んでいく。

お互いに親子であることはいつ判明するのか、そして生死不明の妹と再会することはできるのか。

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2024年02月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文化大革命の意味がわからない。
どうして、優秀な若者の才能を潰そうとしたのだろう。
それでも頑張った一心はすごい。

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2022年07月18日

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