あらすじ
『先生のおかげでやっとここまで来れたんだ』 幾度となく重ねたループを経て決意固く再び時を越えた女子高校生の相生亜希。高校教師の佐久間悟は彼女と共に自らの記憶を辿り、遂にふたりはガスマスクの男の正体へと近づき始めていた。避けることができない崩壊が続くこの世界で、脆く危うくも心震わす現代SF恋愛奇譚は更に加速していく――。
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絵は上手なのに…
一巻の物語の始まりでは、謎の女子高生や人間模様、悟が時折見せる影,なにより絵がきれいという点でひきつけられたが、巻が進むにつれ薄くなっていき先が読めてしまい、人間関係も固定化されてしまう。
過去を強制ループするので、登場人物が命をかけるシーン(というか絶対みんな死ぬのでドキドキもしない)も、死ぬ間際に語る言葉も、結局ループして元に戻るのであまり響かない。
謎のウィルスも、それをばらまくマスクの男の正体も、とくに盛り上がりもなく何となく明らかにされてしまう。
というかすぐに予測がついてしまい「ああやっぱりね」という感想になってしまう。
まぁこのあとどんでん返しがあるのかもしれないが...。
恋愛漫画としてみるとしてもメインの人物達に共感できない。
女性がみな「細かいことを気にしない豪快な性格」で、画一的に感じる。
読んでいてひとつひとつが引っかかってしまう漫画でした。