【感想・ネタバレ】新しいきみへ 5のレビュー

あらすじ

『先生のおかげでやっとここまで来れたんだ』 幾度となく重ねたループを経て決意固く再び時を越えた女子高校生の相生亜希。高校教師の佐久間悟は彼女と共に自らの記憶を辿り、遂にふたりはガスマスクの男の正体へと近づき始めていた。避けることができない崩壊が続くこの世界で、脆く危うくも心震わす現代SF恋愛奇譚は更に加速していく――。

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Posted by ブクログ

七緒のコメントにあるように悟の過去が絶句するレベルで悲惨……。これでどうして人間不信に陥らず社会にも出られたのかちょっと自分には判らない…
全ては悟に声を掛けた友達の影響に拠るものなんだろうか…?その割りに名前すら思い出せないとかどういう関係だったのか想像もできないけど


ガスマスクに繋がる名前は見つけられたものの、唯の女子高生がループ経験有るからと本人まで簡単に辿り着けるわけがない。そこで大人である悟の力を借りるのは間違いでない選択なんだけど、めっちゃ余計な人まで付いてきたなぁ…。いや、まあ人探しという目的においては最適な人物なんだけど七緒との相性が悪いという意味で最悪な…

ただし、人探しや他の点においてもやはり亜希は素晴らしい能力を有していたね。簡単に信じるのが難しい七緒の話から嘘と真実を選り分け、更には彼女が口に出来なかった真相を吐き出させた。一端の警察官なのだと感じさせたよ
だから彼女の協力を得られれば事態を前に進める大きな一手となる。早々に壁にぶち当たるような事実が出てきても亜希を通して警察を動かす事でより大規模な作戦が可能となるわけだ
…てか新宿を封鎖するとかトンデモナイ作戦を実行するな。それだけ警察や政府が追い詰められているという事なんだろうけど

そうして遂に邂逅した亜希とガスマスク
ガスマスクが語る絶望、それがバイオテロに繋がる動機なのかな?
気になるのは亜希の名前を知っていて、ああして銃口を向けられても一切の動揺がなかった点か。やはりガスマスクも記憶を持ち越している…?
それでも彼が何度も日本にウイルスをバラ撒き続けるのは何故なんだろうね?


封鎖は破られた。おまけにウイルスもバラ撒かれているからデッドエンドは確定。それでも次の亜希に何かを残す為に走り出す悟。僅かな手掛かりから次のループにおけるチャンスにどう繋げるのかな?

というか、今回の事態をガスマスクも次のループに持ち越せるなら同じような大規模包囲は難しくなるし、いつまで悟と交わしたテロの順番を守り続けてくれるのかという疑問も有る
完全勝利を目指す為にはガスマスクが最初のウイルスを撒く行為を阻止しなければならない。でもそれは七緒が悟と小田原で出会う前なわけで
次回以降のループではスタート地点の繰り上げが必要になってくるような…

1
2023年08月29日

ネタバレ 購入済み

絵は上手なのに…

一巻の物語の始まりでは、謎の女子高生や人間模様、悟が時折見せる影,なにより絵がきれいという点でひきつけられたが、巻が進むにつれ薄くなっていき先が読めてしまい、人間関係も固定化されてしまう。

過去を強制ループするので、登場人物が命をかけるシーン(というか絶対みんな死ぬのでドキドキもしない)も、死ぬ間際に語る言葉も、結局ループして元に戻るのであまり響かない。

謎のウィルスも、それをばらまくマスクの男の正体も、とくに盛り上がりもなく何となく明らかにされてしまう。
というかすぐに予測がついてしまい「ああやっぱりね」という感想になってしまう。
まぁこのあとどんでん返しがあるのかもしれないが...。

恋愛漫画としてみるとしてもメインの人物達に共感できない。
女性がみな「細かいことを気にしない豪快な性格」で、画一的に感じる。

読んでいてひとつひとつが引っかかってしまう漫画でした。

1
2023年09月09日

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