あらすじ
彼らは、事件を解決せず救わず、
ただ「処理」する。
内藤了待望の新シリーズは、
警視庁の底に棲むやつらを描く、
前代未聞の警察×怪異の物語!
☆☆☆
ヤクザに追われ、アルバイト先も失った霊視の青年・安田怜は、
路上で眠っていたところ、サラリーマン風の男に声をかけられる。
曰く
「すこし危険な、でも条件のいい仕事を紹介しよう」
「場所は警視庁本部――」
警視正は首無し幽霊、同僚も捜査一課も癖の強いやつばかり。
彼らは人も怪異も救わない。仕事は、人知れず処理すること――。
桜の代紋いただく警視庁の底の底、彼らはそこにいる。
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Posted by ブクログ
安田さんって優しいですよね。
伝わらないと分かっていても伝えずにはいられない。
お金のためとは言え危険だと分かっていながらもちゃんと準備して行ってますからね。
死者に情けをかけた。死者がどんな人であれその心持ちが暖かい。
三婆ズの仕事姿がかっこいい。
お茶目で個性的な人達だけども仕事は丁寧に迅速。
異能処理班、仕事は結構行き当たりばったりなんですね。
それが可能な力があると言うか、そうじゃ無いとできない状況か。
安田さんがコンビニ裏のお爺さんに消化のいい物から順番に供えていたのがなお良い。
Posted by ブクログ
藤堂比奈子も堀北恵平も読破し、更にホラー寄りっぽいこちらに手を出しました。
面白い!キャラが前出シリーズよりも立ってます。
特に警視正…怜くんの忠告も虚しく首を落としてしまってるけど平気そうにミカヅチ班にいる。頭蓋骨さえあれば臨場できるようなので、「バラバラになるとたいへん」と、頭蓋骨に黒マジックで直接「警視正」って書いてあるの笑う。頓着しなさすぎ。
ミカヅチの面々はちゃんと、幽霊の警視正が見えてる。
「解決する」ではなく、「怪異が事件を起こしたことを隠蔽する」という部署なのが新しいな。人間がどうこうしようなんて烏滸がましいし、出来るようなものでもない。この巻のエピソード1も、怪異自体はそのままだし。
新入り怜くんみたいに、まだまだ戸惑いっぱなしですが楽しみます。
甘いテノールの悪魔憑き赤バッジ刑事と、広目さん(眼球あるし「愚か者め」とすぐ言わないけど、ビジュアルが知人にそっくり)が気になります……特に赤バッジさんはどうしてこんなことになったんだろ?
Posted by ブクログ
2022/6/19
新シリーズ始まってた。安心。
お化けを日常に落とし込むの上手よな。
警視正がシュールw
頭蓋骨にマジックで「警視正」って書くの反則やろ。
ええ、警視正大好きですよ。
ぽけろうさんの主任のビジュアルで浮かんだので益々大好き。
孤独な怜君に居場所が見つかったというハートフルなとこもさすが。
周りを取り巻く面々も魅力的で続きが楽しみやね!
Posted by ブクログ
オカルトとして広く知られる話の真実の話…みたいな感じ。
特異な体質で人間じゃないものが見える主人公。同じように特異な体質なメンバーと事件?奇異な出来事を解決していく。
感想を読んで気になって読んでみた本。
最初はオカルト好きではなく読みにくいなって思ったけど気がついたら引き込まれていた。