【感想・ネタバレ】11の秘密 ラスト・メッセージのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

このご時世のお話が合って切なくなりましたね。
途中の文章に暗雲が立ち込めてきますが
最後に残った言葉に温まるものがあるのです。
でも、やっぱりこのご時世のあれは憎いよ。

それとある落とし物を拾った人の日記のお話も
心の温まるものでした。
秘密部分は文章通りに解釈しないこと。
(文章上はそうは絶対に見えないから)

1個だけ、救えないものがあります。
ある風土病(?)のお話。
その真相を知るとなぜ奇怪な行動に
出ているかがわかることでしょう。
でもどこまでも救えない…

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2022年11月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

もうひとつある鷹宮家四訓/大崎梢
大切な人を思いやる気持ちが温かくて良い話だった。

孤独の谷/近藤史恵
言葉を使えば使うほど死に近づいていくなんて、なんと恐ろしい。。。本当に孤独で寂しい。ラストがちょっとホラーだった。

猫への遺言/柴田よしき
コロナで急逝した夫が隠していた秘密が、読まれるはずのなかった遺言書によって妻が知ることになってしまう。なんとも言えないが、夫に共感できるところはあるなぁ。

十年日記/新津きよみ
良い話。すごくホッコリした。真央さんにまんまとやられた。ってか勝手に勘違いした。

そのハッカーの名は/福田和代
ネタバラシの前に見抜けなかったのめっちゃ悔しい!

青い封筒/松村比呂美
手紙って良いよね。不器用な男子高校生の純朴な一面にほっこりする。父親ってのはほんといいかっこしぃだな。

久々に短編集読んだ。たまにはいいかも。

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2023年09月24日

Posted by ブクログ

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読みにくい話もあり、読み終えるまで時間がかかりました。印象に残ったのは、そのハッカーの名はと青い封筒。

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2022年07月28日

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表紙のタイトルが気に入って読んだ。短編物は一般小説を読んでいるとどうしても物足りなくて、かといって短編だけど、一つ一つが最後につながって..といったものもそろそろ読み飽きてって思ってましたが、いい意味で裏切られました。一話一話はボリュームがないはずなのに奥深くていろいろ考えさせられる、それでいて、結末に驚かされる。決して小粒ではない短編なのに読み応えのある大粒の傑作集でした。女性作家が集まって作られた作品ということもあり、優しく包み込まれるような話ばかりで、一気に読むよりは一日一話づつちょっとづつ読むのがいいのかもしれません。

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2022年06月19日

Posted by ブクログ

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【収録作品】「もうひとつある」 大崎 梢/「孤独の谷」 近藤 史恵/「扉を開けて」 篠田 真由美/「猫への遺言」 柴田 よしき/「キノコ煙突と港の絵」 永嶋 恵美/「十年日記」 新津 きよみ/「そのハッカーの名は」 福田 和代/「みきにはえりぬ」 松尾 由美/「青い封筒」 松村 比呂美/「黄昏飛行 時の魔法編」 光原 百合/「たからのちず」 矢崎 存美

さまざまな形で残された「ラスト・メッセージ」を巡る短編集。どれも味わい深い。
「もうひとつある」隠された幻の家訓。鷹宮家には4つの家訓が残されていたが、もう一つ隠れた家訓があるという。大学院で歴史を研究する高校時代の先輩に請われて、鷹宮家の傍流に属する絵茉は共にその家訓を探す。
「孤独の谷」ある一族の謎めいた掟。誰かが謎めいた死を遂げると、一族は離散しなければならないという。教え子から相談を受けた大学講師がその謎を探る。
「扉を開けて」『万国古物取扱 銀猫堂』を訪れた「私」。店主に、鍵の掛かった遺品を見るために開けようとする女性を止めてくれと頼む。
「猫への遺言」コロナ禍で死んだ夫の遺言状を読んだ妻の思い。
「キノコ煙突と…」戦時中の樺太から話が始まる。そして現代へ。
「十年日記」九十歳で亡くなった祖母がずっと付けていた日記。心残りは拾った指輪を返せなかったこと、と書かれていた。
「そのハッカーの名は」警視庁サイバー犯罪対策課の増崎はハッカーの「豆歌」を追い、自給自足の生活をしている老人の元を訪れる。
「みきにはえりぬ」亡き母が歌っていた歌に隠された秘密。
「青い封筒」真穂子は、高校生の息子と頻繁に夕食を食べに来る友人たちとの距離感を図りかねている。
「黄昏飛行」コミュニティFMに勤める永瀬真尋の元にはさまざまなリスナーから手紙が送られてくる。
「たからのちず」亡くなった祖母の遺品から出てきた、自分が書いたと思しき「たからのちず」。覚えのない香月はその場所を探す。

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2022年03月31日

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