あらすじ
おもしろさ全振りの群像喜劇、第2弾登場!
異世界の姫サラと女騎士リヴィアが岐阜に転移してきて早一ヶ月。
探偵の仕事を通じて友達や知り合いも増え、楽しい毎日を送るサラ。
惣助はそんなサラを学校に通わせられないかと、弁護士のブレンダに相談するのだが……。
一方、相変わらずホームレス生活を送るリヴィアも、宗教家の皆神望愛やキャバ嬢のプリケツ、チンピラのタケオなど怪しげな人々と再会してしまうのだった。
本格的にカオスになっていく人間模様の先に、果たして何が待つのか――。
平坂読×カントクが放つ、予測不能の群像喜劇第2弾、面白さ全振りで登場!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
平坂読×カントクによる『妹さえいればいい。』に続く新シリーズ!
本作は主人公・惣助の探偵稼業等を通じてイジメ、不倫、ホームレス、カルトといった社会問題をテーマとして扱いつつも、名探偵コ○ンネタ、物語の舞台である岐阜県の地域ネタも絡めた日常コメディです。
頭脳明晰・運動音痴な異世界の皇女をはじめ、ロリータ弁護士、ホームレス女騎士、セクキャバ嬢、宗教家、ハニートラップの達人など、個性的な面々による会話劇をスルっと楽しめます。
少々クセのある内容ながら読みやすさはバツグンの仕上がり!
異世界ファンタジーの合間等にいかがでしょうか。
※探偵モノですがミステリー要素はありませんので、ご注意ください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
シリーズ2巻目。
登場するキャラクターは1巻とほぼ変わらないが、作品の面白さは1巻よりもさらに増している。また、サラがいた異世界のことや惣介と草薙探偵事務所の所長の関係なども明かされ、物語の深みも増している。
この作品の面白さとしては、主人公を中心とした物語だけではなく、登場人物それぞれがそれぞれの人生を生きていく中でひょんなことから新しい繋がりが生まれているところだと個人的には思った。今後リヴィアが物語の本筋に関わってくることはあるのだろうか。今後の展開が楽しみ。
Posted by ブクログ
ホームレス女騎士(リヴィア)、姫(サラ)、宗教家ちゃん(皆神望愛)、バンドマン(弓指明日美、源氏名プリケツ)、ぼっち中学生(永縄友奈)
パラレルワールド異世界の大魔王、織田信長の子孫のサラと女騎士リヴィアが現代日本に転移。
11月4日から12月8日の話。
ホームレス女騎士はバッタが取れなくなってきたので悩みながら、5日に一回の銭湯を楽しむ。サウナでプリケツと一緒にととのう。
プリケツが銭湯から帰ってくると一緒にバンドやってたメンバーが辞め解散状態に。
女騎士は転売ヤーに騙されたりしながら仕事を探すが見つからず、宗教家ちゃんがやってきて救世主の3Dデータによるフィギュア作成の商品開発アドバイザという名のヒモ生活を送ることに。
鏑矢惣助に気がある愛崎ブレンダ、草薙事務所の女工作員、閨春花。
岐阜タンメンおいしそう。
競馬ネタ。
女騎士はギターをもらい、めっちゃ練習して上達、宗教家とプリケツとともにガールズバンド「救世グラスホッパー」としてメジャーデビューを目指す。
なにげにハイスペックな宗教家ちゃん、3Dモデリング、作曲などいろいろできる。
惣助と父親の草薙勲との親子の確執。
サラは惣助の実子として戸籍偽造し、中学生とおもったら小学校に通うことに。
一緒に学校に行く約束の肩透かしを食ったぼっち中学生は叫ぶ。
それぞれが微妙に関連しながら勝手に進む平坂読版のサラダボウル的群像劇ラノベ。
Posted by ブクログ
【奇天烈な深淵を覗き込めば、混沌の様相は増していく】
女騎士リヴィアは宗教家とキャバ嬢とでバンド活動を開始する中、居候の姫サラを学校に通わす為に惣助が尽力する物語。
奇矯な変人達が岐阜県を巣窟とする事で、類は友を呼ぶように、その摩訶不思議さは留まる事を知らない。
奇人変人様々な価値観を持つ猛者達を一つの器に移す事で前代未聞な科学反応が起きる。
異世界からやってきたリヴィアとサラもスポンジが水を吸って膨らむような適応力を見せる。
日常に馴染みつつ、さらなる混沌が笑いを齎す彼らは新たな環境をどのように楽しむだろうか?