あらすじ
太閤。日輪。天下人。あらゆる称号を手にした戦国の覇者・豊臣秀吉。卑賤の身から日ノ本の皇帝へと成り上がり未曾有の規模で“海外進攻”を行った男の、知られざる秘密…。400年以上も隠された“歴史の真相”が信憑性のある資料を基に“新解釈”で解き放たれる! 豊臣秀吉とは何者だったのか……。そして、大いなる野望を込めた“日輪のデマルカシオン”とは一体……!? 第1巻には特別企画「麒麟 川島明×漫画家 藤堂裕『信長を殺した男』対談」も収録!
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圧巻の表情
豊臣秀吉の悪人顔がなんとも魅力的。豊臣秀吉日本史上屈指の怪物なんだろうと思った。主人の妻と子どもを殺して主家の乗っ取りをしておきながら、周囲に謀反人と感じさせない手腕はもう見事としか。
おもしろい!
高潔な光秀とは打って変わった、俗悪な秀吉が主人公。
それも歴史的に必然だったのか、と思わず考えさせられてしまうところが面白い。
相変わらず作画が本格的で素晴らしいので、前作に引き続き期待が高まる。
三英傑の一人
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康よ三英傑のうち秀吉に焦点を当てた本作。立身出世の人というイメージが強い秀吉が多角的に描かれている
秀吉の闇の深淵を覗く
明智光秀編で衝撃的な本能寺の変の真実に驚きましたが、今度は豊臣秀吉の闇の深淵を覗く物語!信長亡き後の織田家に乗っ取りの為の謀略、スペイン ポルトガルの世界情勢、そしてそれが近代の軍国主義•敗戦とどう繋がるのかとても興味深いです!
豊臣秀吉の朝鮮出兵は悪く語られることが多いが、実はスペインの侵略から日本を守るための行動だったという学説を取り入れたこの漫画は大変興味深い。物事は一面から見ていたのでは真相は見えてこない。新たな秀吉像の確立がなされそうな良い漫画
Posted by ブクログ
明智光秀編では極悪人として描かれていたが、ただの極悪人ではない、晩年にボケたわけではないことが記されていて、とても誠実な本。
早く2巻が待たれる。
猿は神になったのか
いわゆる美談としての浪漫の歴史ではなく、血と支配で編まれた闘争の歴史を描いていて、緻密な描写と分かりやすく強調されて顕されるヒトの獣性の発露など、かなりダークに解釈した作品。多少グロテスクな表現もあるが、歴史解釈の一つとしてとても面白かった。