あらすじ
「世界の果ての壁」の謎を追うルーンとフィリエル。ユニコーンを駆り竜退治に赴く竜騎士ユーシス。だが、南の地で彼らが見たものは予期せぬ侵略者──東の帝国軍だった。グラールの危機にフィリエルは女王との対峙の場へ臨む。ついに創世の秘密が明かされる。物語の逸品、いよいよ最終章。
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Posted by ブクログ
これで終わりか…というさみしさ半分と、ほんとに終われるのか???大丈夫なのか??と不安半分とで読み進めていった。
4巻ラストでは、ヘルメス党でのルーンとフィリエル2人の生活がもうちょっと描かれるかなぁと思っていたので、あっという間にすっとばされて本筋の方へ走って行ってしまったのが残念。バーンジョーンズ博士とスミソニアンとか、顔見せで終わってしまったキャラとか。
話をまとめるためには仕方がなかったのだろうけれど、4巻までと違い、ストーリーのためにキャラが動いている感じがした。1章ラストでいきなり(?)ルーンがユーシスに急を伝えに行く、と言い出すところとか。そんな子だったか?と違和感を感じた。あと、ご都合よくフィリエルとマリエが再会するところとか。
終盤、中途半端にSF混じったことに違和感あり。現実世界の童話が混じっていることには違和感感じなかったのになぁ~。無理にSFにしなくてもなぁ、と思った。
ほんとに終われるのか?の不安通り、いろんな懸念事項がほったらかしではあった。が、フィリエルとルーンの関係については大団円、かな。
ラストがややギャグ落ちなのが残念至極。空色勾玉もそんなんだったな…
あと、何より挿絵が変わってしまったのが無念すぎる。。。
いきなり挿絵押し付けられたってのがありありと分かる適当すぎな絵だし。
牛島さんの絵だったら、もう少しこの5巻も好きになれたかも。