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素敵でした
物語もイラストもとても良くて、素敵な本でした。
生真面目で、優しくて、しっかりしてて、でもどこか不思議なルイーゼとライナルトのやり取りが面白いし、ホッとするし、幸せを感じる。
いやー、それにしても、悪役たちの悪どさが際立つお話であったことよ。ライナルトが無事に育って、本当に良かった。ルイーゼと幸せになれたの良かったしか出てこない。
言葉遊びがスゴイ。
作家さん買いです。
すっごくおもしろかったです。
精力と聖力。音は同じで全然違う。
でも意味はなんとなく通って聞こえて、もうとにかくすっごくおもしろかったしおかしかったし切なかったです。
初夜のライナルトの慌てぶりとルイーゼのキリッとぶりの対比が素晴らしかった。
ことあるごとにものすごく遠くですれ違ってるのにギュインと近づいてくるルイーゼの勘違い力と行動力とお人好しぶりが大変好ましかったです。
そして終盤のライナルトは悪くてよかったですねー!
お願いという名の脅迫。かっけー。
そしてちょっと鬱陶しくなるのがこの作家さんのヒーローなのですね。好きすぎる。
イラストも素晴らしくきれいでした。
大満足!
素朴な疑問
作者買い・BOOKOFF。
同音異義語、日本語ならではの勘違いのような?
おそらく、世界でも最も母音と子音が少ない言語の一つが日本語。
だから同音異義語、多発国。
間違ってたらごめんなさい。
この特徴、太平洋の島国に多かったはず。
この世界、アジア圏には見えないし、何語の世界なのかしら?
つい、現実世界に重ねてしまって。
考えちゃダメですね、ははは。
もう一つ。
痣の形を知っていたヒロイン、ヒーローの母親の生まれ変わりなのか?
はたまた、前世の恋人の生まれ変わりなのか?
どっちかな〜、10歳違いだから、死んだ母親の可能性も捨てきれない...
恋人の生まれ変わりの方が、しっくりくる?
匂わせ箇所、何処かで読み落としたかな?
お話自体は、私にはほのぼの新婚物語に思えました。
ソーニャ案件なヒーローを期待して読むと、肩透かしを食らうでしょう。
主人公達を取り巻くものがソーニャっぽいかな?
今のところ、この作者さんの作品はどれも好きです。
次回作も期待してます。
Posted by ブクログ
聖力≠精力
同音異義語、難しい。
この誤解のせいで、割と終盤まで主人公二人は夫婦生活において自覚ないまま決定的にすれ違うという。
お互いに言葉が足りないから。
いや、この場合は旦那のコミュ症の方が罪か。
それとも、嫁の真面目さんなのに耳年増で突っ走り気味の方が罪か。
上記のようなコメディ的すれ違いのせいで、このレーベルにしてみれば笑える展開が多く、ある意味平和な状態で話が進むのにはびっくりした。
ライナルト様の過去は確かに重いし、罪人ではあるのだが、嫁さんとの閨を巡る攻防が微笑ましい感じなので、悲壮感がない。
何せ旦那は初夜で縛られて一方的に奪われる展開だったし。
その後も基本的に嫁さんの方に主導権がある感じ。
真面目な耳年増さんの行動力恐るべし。
ただ油断していると、違う方向から悲劇は来るわけで。
ライナルト様の本当の過去が見えてくると、現在の状況との齟齬も見えてくる。
すると、味方だった筈のキャラの胡散臭さが増すという。
まさかそういう方向で切なさを持ってくるとは、思いもしなかった。
ライナルト様には試練になってしまった。
そんな彼を救ったのが、結局は上記の嫁さんの勘違いだったのが、いい意味で力が抜けて安心して読めた。
嫁さんの愛(?)が旦那さんのピンチを救う。
すれ違い解消後はびっくりするくらい旦那さんは主導権を握れるようになったし、嫁さんが希望していた「いちゃいちゃアツアツ」を実行できるよってめでたしめでたし。
寧ろバカップル爆発しろなエンディング。
何しろ皇帝を脅せるほどになってしまった旦那さま。
成長したなあ、しみじみ。
歯がゆさ
精力と聖力。対峙と退治。
耳年増であるがゆえの誤解。互いに清廉潔白だからこその齟齬。
ストーリーは面白いと思うものの、キャラに魅力を感じず会話にもイライラしてしまった。
何冊か読んだが作者様とはやはり相性が悪いようだ。