白井喬二のレビュー一覧
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現代語訳 南総里見八犬伝 下
著:曲亭 馬琴
現代語訳:白井 喬二
出版社:河出書房新社
河出文庫 古1-3
ぼちぼちと、八犬士が発見されて、離散集合していくのが、下巻である。
それにしても、各話の題が、ややこしすぎる。江戸文化の爛熟期に漢字も本来の使い方とはちょっと違う
半村良の「およね平吉時穴道行」が頭に浮かぶ。当て字、漢字遊びですか。 ちょっと辞書にも読み方がない。
あいかわらず、漢文が官公庁の言語であったが、庶民は、かな雑じりの和文であるし、和歌もある。
里見義実(1417-1488)を中心にすると、物語は、ちょうど、太田道灌(1432-1486)の活躍する時期と重なる。
扇谷上 -
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現代語訳 南総里見八犬伝 上
著:曲亭 馬琴
現代語訳:白井 喬二
出版社:河出書房新社
河出文庫 古1-2
だいぶん前に、テレビでやっていた、新八犬伝がおもしろかったので、手にとりましたが、分厚いのでちょっと引きましたが、口語なので、さくさく読めてます。
おもえば、市川に里見公園というところがあって、昔の国府台合戦の跡で、里見氏ゆかりの地というのを思い出しました。地名といい、関東人でないと、ちょっと土地勘がないとつらいかも、本書には地図がないので。
本書は、8が良く出てきます。八犬士、関八州、八方、あまねくという意味なのでしょうか
里見氏は、清和源氏の流れをくむ名家であり、安房四郡( -
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時は永享10年、1438年。騙し討ちにあい憤死した父の遺志を継ぎ返り咲いて安房国を治める里見義実にまつわる因縁のもと、全国に散らばった八犬士が運命の糸に結ばれて集まってくる。そして妖怪、妖婦、極悪非道の者までばったばったと倒しながら里見家に揃うと、扇谷、山内の軍勢と一戦を交えて叩き潰す!おお、伝奇小説の神、馬琴の八犬伝!この話は設定を決めた時点で勝ちだ。50年に及ぶ長い話で原本は106冊に及ぶらしいが上下巻は現代語訳では最も読みやすいと言われる白井喬二版。だが本音を言えば司馬遼太郎か隆慶一郎に書き直してほしかった。随分淡白なのだ。しかしNHKの人形劇を思い出し、宿命に定められた八犬士が集まって
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実際に読んだものは昭和51年に河出書房より発行された日本古典文庫19巻「南総里見八犬伝」(白井喬二訳)です。
およそ30年ぶりに本棚より引っ張り出し再読しました。
あらすじは足利幕府と管領家をめぐる結城の合戦に端を発し、落ち延びた里見家の再興を図るために奇縁でつながる八犬士が放浪の末に巡り合い、宿敵を倒すという冒険活劇ファンタジー。
伏姫と八房にふりかかる玉梓の怨念。仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の八つの霊玉。狐狸や妖怪との対決など破天荒なストーリーで楽しませてくれるが、とにかく登場人物の多さと複雑に絡む相関関係が消化しきれず、後半は大雑把な筋を追う形にならざるを得なかった。
手づくりの相 -
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舞台にアニメに漫画にエトセトラエトセトラ、二百年経っても終わらないコンテンツ・曲亭馬琴さまの大著「南総里見八犬伝」のおそらくもっとも読まれているであろう白井訳その下巻。巻末に馬琴の年譜、多田道太郎氏の解説つき。
上巻に引き続き下巻。庚申山・なみだの雛衣編から終わりまで収録。やはり鈴ヶ森の仇討ちはアツいね、川を挟んでの孝嗣君と道節毛野の問答もすっごい好きなところだ。それはいいとして半分くらいになってもまだその辺りで、親兵衛が出てこない…こりゃあ後編省略の嵐なんじゃないかと戦々恐々してたら段々二回を一回にまとめたりクライマックスの管領戦なんかは一気にまとめてって感じになってたです。一回一回逐語訳と