白井喬二のレビュー一覧

  • 現代語訳 南総里見八犬伝 上

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    現代語訳、読みやすい!

    登場人物が多くて途中で人物相関図が欲しくなる。。。

    どのキャラクターも活き活きしていて、それぞれの人生に荷を負いながら、おなじ運命のもとにある仲間を探し出す、という物語の王道。
    胸躍らないはずがない。
    人があっけなく死んでしまうのには驚きだけど。

    いよいよ、8犬士のうち7名が判明し、残すは1名と、全員が一堂に会すること。

    これが、200年近く前に書かれたというのだから、物語の力には圧倒される。
    下巻が楽しみ。

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    2012年03月25日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 上

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    何度も目にする機会があったけど、改めて読むと、すごく面白い。仁義礼知…等の学問や思想で扱われた語句をキャラクター一人々々に当て嵌めて解説の代わりにし、大衆向けのドラマを構成し、同時に解釈とした滝沢馬琴は天才だと思う。

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    2011年04月15日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 下

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    一騎当千の兵で義に厚い八犬士がとても格好良かった。

    しかし、江戸時代にこんなファンタジー小説が生み出されるなんて、自分が思っている以上に江戸時代の文化は豊かだったんだろうな。

    そういえば、家の祖先は辿って行くと南総館山の出らしい。
    自分たちが暮らす土地を舞台に紡がれる物語を、当時の祖先は、どんな気分で読んでいたんだろう。

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    2011年03月25日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 上

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    現代語訳と銘打つだけあり、とても読みやすい。
    大まかなストーリーしか知りませんでしたが、次から次へと八犬士に降りかかる困難に、ハラハラドキドキされられっぱなし。

    江戸時代に大ベストセラーになったのも納得。

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    2011年02月01日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 上

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    なんか急に読みたくなったので読んでみました。今年が戌年だからか俺が戌年だからかなのか。原文では辛いので現代語訳で勘弁。
    八犬士、名前が似てて区別しにくいけど話としては十分面白い。

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    2009年10月04日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 上

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    今の社会通念に照らしてみると、どうかな、と言う部分も少なからずありますが、それでも時を超えてなお魅力あふれる作品です。

    滝沢馬琴は、執筆中に母を失い、子供を失い、おまけに自分は失明したのに、それでも嫁に字を勉強させ、口述筆記させて書き上げたという根性の本です。(字をろくに書けなかった嫁は大変だったでしょう)

    主要キャラ8人が一堂に会すまで、実に執筆開始から20年を経過するなど、この作者は、ほんま見上げた根性の人ですねえ。

    疾風怒濤、押しも押されぬ畳みかけるような展開で、物語の前半はとても面白です。だから特に上はおすすめ。

    次は原文で読みたいなあ。

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    2009年10月04日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 下

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    上から下に移るのに、時間が経ってしまったので、最後の戦いに出てくる人たちの事をほとんど忘れてしまって、細かい内容がよくわからなかったのが残念だった。
    また時間が出来たときに、今度は一気に読みたい。

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    2015年09月04日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 下

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    登場人物の名前が覚えきれない分、過去のいきさつ思い出すのに行った入り来たりで疲れてしまったが、この物語は現代の感性にも耐えうる痛快小説。
    今まで読む機会がなかったのが不思議なくらい魅力的な物語。善悪交差する場面が魅力だが、悪役にもどこか憎みきれないところがあり、現代小説の救いようのない悪とは違い読後感は良い。

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    2022年09月18日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 下

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    メタフィクションというのかな、読者に向けた語りが含まれてて、江戸時代からこういう表現が使われれてたのか~と少し感動した。

    上巻は感動的な場面が沢山あった。対してこの下巻は話の展開が早すぎて、感動する暇がなかった。最後の方は転がるようにお話が進んで、ぶった切るような幕切れだった。目が点。お話自体は相当面白いので、いつか原書を読んでみたい。

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    2014年07月02日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 下

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    現代語訳とは言ってもそれなりに昔の言葉なのでわかりづらいぶぶんはある。
    仕えた主人の横のつながりや昔の功によるつながりが物語のなかでも重要になるのだが、八犬士それぞれの物語が描かれているので、それが途中で分からなくなる。
    でもわからなくても話は楽しめる。現代ではあたりまえのファンタジーアドベンチャー小説だか、江戸時代にこのような発想ができたことはすごい。終わり方がかなり寂しいが、それまでのハ犬士の活躍ぶりは映像として目に浮かぶぐらい鮮やかに描かれている。

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    2014年01月13日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 上

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    小学生の時に。

    今にも通じるストーリーの構成が面白い。

    桜庭一樹の『贋作里見八犬伝』をこの前読んだので思い出し登録。

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    2012年07月09日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 下

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    ちょっと前巻に比べて早足な印象。とはいえ、ただ八犬士を出すだけじゃなくてそれぞれに因縁があるので、ただ単調に勧善懲悪な作風にならないのがよかった。

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    2011年06月30日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 下

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    前半に比べて、後半は急いで終わらせてるような感じがしました。

    まぁ、連載小説だったらしいからしょうがないけどね。

    ハッピーエンドの持って行き方があんまり好きではなかったです。

    典型的な勧善懲悪!!になってました。

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    2009年10月04日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 下

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    年始にお正月らしいことをしたと言えは2日3日の二夜連続放送されたTBS50周年記念の

    5時間ドラマ「里見八犬伝」を観たことぐらいである。ドラマの感想はひとまず置いて、

    ドラマを観たことがきっかけで原典の「南総里見八犬伝」を読んでみたくなった。

    「里見八犬伝」というタイトルを最初に知ったのは薬師丸ひろ子、真田広之出演、

    深作欣二監督の角川映画だった。この映画は馬琴の作品の映画化ではなく鎌田敏夫が

    新解釈で書いた小説「新・里見八犬伝」が原作。映画は当時観ており深作欣二らしい勢いの

    ある演出は迫力があったが展開がセカセカして落ち着かない印象が残っている。鎌田敏夫の

    小説「新・里見八犬伝

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    2009年10月04日