白井喬二のレビュー一覧

  • 現代語訳 南総里見八犬伝 上

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    200年経っても終わらないコンテンツ! 馬琴の大作「南総里見八犬伝」、長く読まれて来たメジャーな翻訳を文庫本上下二冊で。
    てなわけで比較的メジャーな訳本でありながらもちっとも手を出さなかった私、ようやく読んでます。ハードカバー時代もあり長く読まれて来た訳本。原典に挑戦する前に流れを掴みたい方にはまずお薦め。…だけどあの台詞ない! あの表現ない! あのエピソードない!! ってゆー、ダイジェストものにはつきもののプンプンが当然ありますので出来ればこれで満足せずに原典なり他の抄訳なりも読んでほしいところです。
    京極夏彦か! ってくらい分厚くて買った時はびっくりした。でもこの厚さでも岩波三巻の途中までしかないのよ…と書いてて気付いたけど、てことは後半かなりはしょるなコレ… せめて上中下で出して欲しかったです。つまりハードカバーの時からもっと訳してほしかったってことね。

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    2013年06月05日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 上

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    全訳ではなく抄訳なのですね。現代語訳と銘打たれ、ズッシリと厚いので、最初は全訳とかんちがいして読みました。
    見事な筆致で読みやすいので、省略部分は気になりません。しかし原作の全てを知り尽くしたいという方には、別の書籍も必要です。
    私的には八犬伝に欠かせないと思われる面白シーンが、さりげなく削られていて驚くこともありました。
    とはいえ、その選択眼には一貫性が感じられ、よくまとまり、訳者による独自の創作部分はとくになく、圧巻のページ数をほぼ飽きずに読めるエンターテインメント性があり、作品の全体像を詳しく知るという目的には最適だと思います。

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    2013年02月13日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 上

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    現代語訳、読みやすい!

    登場人物が多くて途中で人物相関図が欲しくなる。。。

    どのキャラクターも活き活きしていて、それぞれの人生に荷を負いながら、おなじ運命のもとにある仲間を探し出す、という物語の王道。
    胸躍らないはずがない。
    人があっけなく死んでしまうのには驚きだけど。

    いよいよ、8犬士のうち7名が判明し、残すは1名と、全員が一堂に会すること。

    これが、200年近く前に書かれたというのだから、物語の力には圧倒される。
    下巻が楽しみ。

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    2012年03月25日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 上

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    何度も目にする機会があったけど、改めて読むと、すごく面白い。仁義礼知…等の学問や思想で扱われた語句をキャラクター一人々々に当て嵌めて解説の代わりにし、大衆向けのドラマを構成し、同時に解釈とした滝沢馬琴は天才だと思う。

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    2011年04月15日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 上

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    なんか急に読みたくなったので読んでみました。今年が戌年だからか俺が戌年だからかなのか。原文では辛いので現代語訳で勘弁。
    八犬士、名前が似てて区別しにくいけど話としては十分面白い。

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    2009年10月04日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 上

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    今の社会通念に照らしてみると、どうかな、と言う部分も少なからずありますが、それでも時を超えてなお魅力あふれる作品です。

    滝沢馬琴は、執筆中に母を失い、子供を失い、おまけに自分は失明したのに、それでも嫁に字を勉強させ、口述筆記させて書き上げたという根性の本です。(字をろくに書けなかった嫁は大変だったでしょう)

    主要キャラ8人が一堂に会すまで、実に執筆開始から20年を経過するなど、この作者は、ほんま見上げた根性の人ですねえ。

    疾風怒濤、押しも押されぬ畳みかけるような展開で、物語の前半はとても面白です。だから特に上はおすすめ。

    次は原文で読みたいなあ。

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    2009年10月04日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 下

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    上から下に移るのに、時間が経ってしまったので、最後の戦いに出てくる人たちの事をほとんど忘れてしまって、細かい内容がよくわからなかったのが残念だった。
    また時間が出来たときに、今度は一気に読みたい。

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    2015年09月04日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 下

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    登場人物の名前が覚えきれない分、過去のいきさつ思い出すのに行った入り来たりで疲れてしまったが、この物語は現代の感性にも耐えうる痛快小説。
    今まで読む機会がなかったのが不思議なくらい魅力的な物語。善悪交差する場面が魅力だが、悪役にもどこか憎みきれないところがあり、現代小説の救いようのない悪とは違い読後感は良い。

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    2022年09月18日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 下

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    メタフィクションというのかな、読者に向けた語りが含まれてて、江戸時代からこういう表現が使われれてたのか~と少し感動した。

    上巻は感動的な場面が沢山あった。対してこの下巻は話の展開が早すぎて、感動する暇がなかった。最後の方は転がるようにお話が進んで、ぶった切るような幕切れだった。目が点。お話自体は相当面白いので、いつか原書を読んでみたい。

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    2014年07月02日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 下

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    現代語訳とは言ってもそれなりに昔の言葉なのでわかりづらいぶぶんはある。
    仕えた主人の横のつながりや昔の功によるつながりが物語のなかでも重要になるのだが、八犬士それぞれの物語が描かれているので、それが途中で分からなくなる。
    でもわからなくても話は楽しめる。現代ではあたりまえのファンタジーアドベンチャー小説だか、江戸時代にこのような発想ができたことはすごい。終わり方がかなり寂しいが、それまでのハ犬士の活躍ぶりは映像として目に浮かぶぐらい鮮やかに描かれている。

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    2014年01月13日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 上

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    小学生の時に。

    今にも通じるストーリーの構成が面白い。

    桜庭一樹の『贋作里見八犬伝』をこの前読んだので思い出し登録。

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    2012年07月09日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 下

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    ちょっと前巻に比べて早足な印象。とはいえ、ただ八犬士を出すだけじゃなくてそれぞれに因縁があるので、ただ単調に勧善懲悪な作風にならないのがよかった。

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    2011年06月30日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 下

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    前半に比べて、後半は急いで終わらせてるような感じがしました。

    まぁ、連載小説だったらしいからしょうがないけどね。

    ハッピーエンドの持って行き方があんまり好きではなかったです。

    典型的な勧善懲悪!!になってました。

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    2009年10月04日
  • 現代語訳 南総里見八犬伝 下

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    年始にお正月らしいことをしたと言えは2日3日の二夜連続放送されたTBS50周年記念の

    5時間ドラマ「里見八犬伝」を観たことぐらいである。ドラマの感想はひとまず置いて、

    ドラマを観たことがきっかけで原典の「南総里見八犬伝」を読んでみたくなった。

    「里見八犬伝」というタイトルを最初に知ったのは薬師丸ひろ子、真田広之出演、

    深作欣二監督の角川映画だった。この映画は馬琴の作品の映画化ではなく鎌田敏夫が

    新解釈で書いた小説「新・里見八犬伝」が原作。映画は当時観ており深作欣二らしい勢いの

    ある演出は迫力があったが展開がセカセカして落ち着かない印象が残っている。鎌田敏夫の

    小説「新・里見八犬伝」はいつ手に入れたのか自分でも覚えていないが持っているので

    いずれ読んでみるつもりだ。その後、山田風太郎が忍法帖シリーズにアレンジした

    「忍法八犬伝」を読み、同じく山田風太郎の「八犬伝」を読んだ。「八犬伝」は八犬士の

    活躍を描く「虚の世界」と執筆を続ける原作者・馬琴を描いた「実の世界」、2つを

    交錯させてつくられたもので「作家と作品の関係」を書こうとした山風版「八犬伝」は

    崇高なラストシーン迎える。これには感銘を受けたし忘れがたい作品である。しかし今回は

    「南総里見八犬伝」の物語そのものに入り込んでみたい。といっても馬琴の原作は

    岩波文庫から現在入手できても読みこなす自信がない。様々なリライト版が出版されている

    中でも、より馬琴の原作に近いと思われる白井喬二による現代語訳版を選んでみた。伏姫の

    自害とともに体から飛び散る8つの珠の鮮烈なイメージにまず引き込まれる。登場する

    八犬士達にはそれぞれの身上や目的があり、彼らがが出会い離散を繰り返し様々な事件に

    遭遇。一つ一つの挿話が幻想的で化け猫が登場するなど怪談めいたものもあり因縁に

    因縁が絡みエピソードがぐいぐい膨らんでゆく。白井喬二の訳文が切れ味よくテンポを崩す

    ことなく読み進む。後半、八犬士の中で犬江親兵衛だけが一人歩きして大活躍するところ

    など迷走っぷりも面白い。物語が終盤に近づくにつれ、章立てを見るに原作の省略が目に

    付くようになる。物語としてはついに八犬士が集結する場面が最大のクライマックスに

    なるだろう。「作者二十年の腹稿は今にして小団円を見たのである」というこのくだりの

    文章は馬琴の原文で読んだ方がより深い感慨を味わえたであろうとは思うのだが…。最後の

    合戦の部分だけでも原作は膨大な量らしいがここは大胆に切り捨て一章にまとめ物語は幕を

    降ろす。原作を読んでなくても「南総里見八犬伝」をバランスよくリライトしようとした

    白井喬二の意向は伝わってくるし最後まで楽しく読むことができた。読んでいて不思議と

    懐かしいような気持ちがするのは「南総里見八犬伝」と言う物語に影響された漫画、映画、

    小説等が日本にはたくさんありそういった作品群の古里を垣間見たからかもしれない。

    前後するけどTBSのドラマはなんだか画面が中華風で細かいことを言えばいろいろと文句が

    あるものの総じては楽しく観ました。本を読んでみれば意外や、原典に沿った筋書だったし

    5時間でコンパクトに上手くまとまっていた。八犬士の名前が犬飼、犬川、犬塚だのよく

    似てるのがドラマでヴィジュアルのイメージがあったおかげで本を読んでるときも

    混乱せずにすんだしね。本ではあまり登場しない玉梓を最大の悪役に持ってきたことで

    話がスッキリとしたし演じる菅野美穂には妖艶さがあった。悪女・舟虫がドラマでは運命に

    翻弄される悲劇の女になっているのも面白い解釈をしていたんだな。これでヒロイン浜路役

    の綾瀬はるかにもうちょっと魅力があったら良かったんだけどねえ。

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    2009年10月04日