竹中治堅のレビュー一覧

  • 冷戦後の日本外交(新潮選書)

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    外政家、高村正彦氏のオーラルヒストリー。

    氏の「外交の失敗は一国を滅ぼす」との信念は至言であろう。豊富な外交経験に裏打ちされた実務家の提言の数々は、単なる警句に留まらない説得力を有している。理念に閉じこもるのではなく、現実の国際情勢と正面から向き合った、外交リアリストとしての一面が印象的であった。

    また、第二次安倍政権による平和安全法制の成立を、副総裁の立場で自民党内部から支えた証言は貴重である。憲法文言や最高裁判例を最重要視する、真の立憲主義の立場からは、法律家としての矜持が窺い知れた。「限定的な集団的自衛権」の確立を、砂川判決や国連憲章といった法の論理に従って緻密に組み立て、日本の安全

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    2026年02月27日
  • 冷戦後の日本外交(新潮選書)

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    なんかいまいち。

    長く外交、安全保障に関わってこられた高村正彦氏のオーラルヒストリーらしいのだが。

    なんか、名前くらいは知ってるおじさんの自慢話。
    実は俺が裏で動いてたんだ、俺は王道、自分の考えで進んできて、一本筋が通っている。
    俺の一言で色々決まったんだ。

    そうかもしれない。
    そうじゃないのかもしれない。

    取り巻きが集まって持ち上げながら持論を展開している。
    ご本人も、なんだかちょっと面倒臭そうな感じが伺えて、特段裏話的なもんもないし。

    まあなんと言うか、結果今、石破政権で日本はとんでもない方向へ落ちかけてるんですが、その辺どうすか。それ踏まえての、雑談?

    でも、「内政の失敗は内

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    2025年01月29日
  • コロナ危機の政治 安倍政権vs.知事

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    新型コロナ感染者が中国で出てから菅内閣が誕生したあたりまでを対象に、新型コロナに対応する政治・行政・首長の動きを追っている。

    学者らしくソースを明示した記述であり、忘れていたり記憶が勝手に書き換えられたりするところを再度確認するにはいい。

    ただ、記述が単調でおもしろみがないとも言える。

    出される結論もありきたりなものにすぎないし。知事の権限が制度的にも強かったとか、医療や検査のキャパシティが行動や政策を制限したとか。

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    2021年01月25日
  • 首相支配―日本政治の変貌

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    小選挙区制導入、内閣強化、自民党総裁選における予備選導入から小泉政権の「成功」、とりわけ郵政民営化実現に至る過程を物語風に解説。あんまり細かいこと書かずにザックリと内閣機能の強化についてまとめた本なので、類書の中では最も読みやすい。首相個人の人気や能力が政権の基盤に直結するようになったため、能力のない人が首相になったら悲惨という指摘はまさにその通り。

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    2016年08月16日
  • 首相支配―日本政治の変貌

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    2009年の政権交代までの現代日本政治史のテキストとして最適。政治改革、行政改革の影響と参議院の果たしている役割を盛り込んで、1990年代以降の日本政治の変貌を分析し、首相の権力が強まる過程を明らかにしている。
    各章のはじめに、その章のまとめ、情景描写や政治家の発言を多用するなど、議論をわかりやすくする工夫がなされており、読みやすい。
    政治家改革、行政改革による首相への権力集中という側面は筆者のいうとおり間違いなくあるが、小泉内閣後の政治の流れを見ると、やはり首相のリーダーシップには「制度」より「人」の要素が強いのではないかという気はする。

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    2013年02月07日