鈴木謙介のレビュー一覧

  • カーニヴァル化する社会

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    2005-6年頃に話題になった本だと思いますが、2012年現在の今のほうが、本書の指摘する下記の傾向は、より強まっているように感じます。

    -----抜粋-----

    いわば「共同体」から「共同性」への転換だ。すなわち、ある種の構造を維持していくことではなく、共同性――<繋がりうること>の証左を見いだすこと――をフックにした、瞬発的な盛り上がりこそが、人々の集団への帰属感の源泉となっているのである。
    このような瞬発的な盛り上がりこそが、ここでいう「カーニヴァル」にあたる。
    (略)
    そのもっとも大規模だった例は、おそらく2002年のサッカー・ワールドカップになるだろう。
    (略)
    コミュニケーショ

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    2013年11月03日
  • カーニヴァル化する社会

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    カーニヴァル化する社会というのは、ジークムント・バウマンの「カーニヴァル型近代」から援用した考えのようです。

    ハイ・テンションな自己啓発や、監視社会化の議論をおさえつつ、
    カーニヴァル化する社会とは何かに迫ります。



    カーニヴァル化する社会という考え方、視点はおもしろいと思います。

    祭りというより、カーニヴァル。
    内容を伴うというより、一瞬の熱狂に人が集い、夢中になり、そしてそれは消費されていく。

    ただただ熱狂によるつながりや生の実感を求めていくというものでしょう。



    現実を直視するのではなく、ハイ・テンションな自己啓発によって、ハイになった思考で動き、
    現実に直面してはテン

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    2013年09月24日
  • SQ “かかわり”の知能指数

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    これからの社会を生きていく一つの指標として、SQという概念を提示、それを説明、それがもたらす理想、について。

    なんていうかね、わかるんだけどね、なんかちょっとしんどそう、って思えてしまうダメな私。

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    2013年07月24日
  • カーニヴァル化する社会

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    読みやすく書いてくれているとはいえ、さすがに難しかったー。

    専門家がわかりやすく一般市民向けに書いてくれている書籍の内容くらいは、しっかり理解できる頭になりたい。

    社会学系の本をもっと読んでいけば、社会学者独特の言い回しがスッと入ってくるのだろうか。

    この本は2005年に書かれているが、社会のカーニヴァル化はますます進んできているなぁという印象。

    本に乗ってる著者の写真が、ヤンキーっぽくて、今のチャーリーの印象と違って笑った。

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    2013年05月26日
  • カーニヴァル化する社会

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    事例は面白いが、全体的に読みづらい。
    データベース化によって社会の輪郭が変化していっていうのは面白い。あと5年でより変わって行きそう。

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    2013年05月24日
  • カーニヴァル化する社会

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    8年前にかかれた内容がまさに現在進行形で起こっているのを考えると、非常に鋭い視点を持っていると思う。文章として散らかっている感じがして読みにくい感じはする。

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    2013年05月05日
  • カーニヴァル化する社会

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    面白いけれど、私の知識不足なのでしょうか途中わかりにくかったです。とりあえず読み終えましたが、読みかけてた別の本で知識を補ってからまた再チャレンジしたい。

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    2013年04月27日
  • SQ “かかわり”の知能指数

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    SQの話というよりは、これまでの日本で起きた家族や他人との関わり方の変遷についての解説が詳しく述べられていました。

    それだけでも、結構ためになるというか、今の社会がどう成り立っているかを理解できるだけで有意義な本だと思います。

    いわゆる、IQやEQのような、個人レベルの話にとどまらず、
    社会全体の仕組みづくりのような、広い視野の話が含まれていて、とても勉強になりました。

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    2012年08月30日
  • SQ “かかわり”の知能指数

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    No.471
    かつては社会のために何かしようとしても一人では困難、でも今は違う。できる範囲で、行動を起こせばよい。その範囲が大きく拡大している。

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    2012年08月05日
  • カーニヴァル化する社会

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    著者は若くて割とイケメ…ン?かな。
    若くて学者とかって、ベタながらかっこよく見えてしまうだけですが。

    この本は「かゆいところに手が届く」シリーズの一作目かな!
    私の家からいちばん近いところに住んでる、同級生のことを思い出しました。
    彼はむかしからオタクで、マニアでもあり、2ちゃん語を駆使し、超有名大学に通うまさに絵に描いたような人。
    彼は、カーニヴァルを待ち望んでいます。2ちゃんとか右とかお家に人を呼ぶとか全てで。
    実際、この流れは社会の流れなんだ、ってこの本を読んで感じ取りました。
    彼はlatestなんだな。

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    2012年04月20日
  • カーニヴァル化する社会

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    東浩紀氏『一般意志2.0』に通ずるところがあり、2012年現在読んでも面白かった。
    結局性質や問題点は変わっていないということですね。

    本書に書かれているテーマが前提として頭に入っていなければ、政治、経済、社会は考えられません。

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    2012年04月14日
  • カーニヴァル化する社会

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    大学のときに読み残した本を消化しようキャンペーン。

    ハイテンションな自己啓発―遠大な目標としての「やりたいこと」と現状の自己との間で
    躁状態としてのハイテンションな自己啓発とそこから醒めてしまう冷静な鬱状態とが分断されている。

    監視社会化、
    データベース化

    そして

    再帰的な近代

    個々のテーマや視点は割りと面白く感じた。


    以下、気になる点メモ。

    「大きな物語」の欠落→遠大な目標としての「やりたいこと」の設定=自己象の分断
    →宿命論の台頭(社会の進歩としての近代的革命論との対置)=現状の甘受(カーニヴァル化、動物化)

    but

    「社会を変える」「社会に役に立つことをしたい」とする

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    2013年01月06日
  • SQ “かかわり”の知能指数

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    メガトレンドがどうなっているのか。
    人口学はやはり馬鹿にできないほどのインパクトをもっていますね
    その流れの中で、各世代が何を価値をおき、生きてきたのか。生きていくのか。参考になりました。

    要は、自分たちの生きてきた価値観や常識が、世代ごとに異なり、それを理解し、活かしていかないといけないな、と。もっと、勉強したくなりました。

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    2012年01月26日
  • SQ “かかわり”の知能指数

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    SQとは、身近な他人への手助けによって人がどのくらい幸せになるかを表す指数。
    私自身、ブログを持ったり、意外と地元志向だったり親しい人や馴染みのある土地は離れずらいと思っています。
    なんとなく意識する「絆」について、多角的に理解が深まる、今まさに興味深い内容でした。

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    2012年01月05日
  • SQ “かかわり”の知能指数

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    タイトルや表紙は自己啓発本だけど、内容は社会学。

    日本の戦後の歴史を辿りながら、ポスト消費社会について考察し、提言している。
    「経済成長時代」という1階の上に築かれた「2階としての消費時代」。
    しかし、1階部分が崩壊したにも関わらず、2階だけがアンバランスなまま存在し続けていた。
    いや、もう既に崩落していて、その残骸が「無縁社会」かもしれない。

    けれど、「無縁社会」はあくまで「過去の残骸」であって、消費社会を生きた世代の問題である。
    今の若い世代が作っている社会はもっと「繋がって」いる。
    その繋がりを、世代を超えて広く社会に活かし、身近な助け合いをしようという提言が、本書である。

    例えば

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    2011年12月25日
  • SQ “かかわり”の知能指数

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    ネタバレ

    SQ「Social Quotient」とはかかわりの知能指数のこと。

    日本でも震以降、社会貢献の機運が高まっているように見えますが、これは
    世界的な潮流のようで、むしろ震災を機に表に出たというのが著者の主張である。

    戦後日本の歴史を振り返りつつ、家族の概念がどのように変化したのか、今後どう変化していくのか、ヒントを示している。

    今後は、本著ではあるべき論だけなので、地域をコーディネートする人材をどう育成するか、商業施設間を結ぶ物流・人流をどうするか、という具体論が展開されると言いかと思います。

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    2011年12月11日
  • SQ “かかわり”の知能指数

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    今までの鈴木氏著作のなかでいっちばん読み易かったです。こんなに解り易く書いてもらっていいんだろうかと本当に不安になる…蛇足ですが最近どの著者のどの本もそうで、ありがたいんだけどなんか、いいのかなって思ってドキドキする…

    提示されていることは新しいアイディアというより、いま波として起きつつあるものを明確に描き出して下さった感じで、ほんとに、この感覚/価値観がもっともっと広がれば良いなと思いました。

    SQ値はベラボウに高かったですが、だから幸せかと言われると良くわかりません。たぶん、SQ値の高さは相互関係があってこそ活かされるのではないかなーと思いました。

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    2011年12月01日
  • カーニヴァル化する社会

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     現代社会が、歴史性や本質的理由を欠いた突発的な「祝祭」によって動いているのではないかと指摘する本。

     「祝祭」の例は2002年のワールドカップの熱狂的盛り上がりや、2ちゃんねるでしばしば発生する、ある出来事が槍玉に挙げられ、そのスレッドに書き込みが急増する現象=「祭り」といったものである。

     その背景には、若者が雇用の流動化や教育カリキュラムの度重なる変更により十分なスキルや経験を積めず、フリーターや派遣社員にならざるを得ない雇用情勢や、「監視社会」が構築されつつあるいう要因がある

     また、著者は因果関係が曖昧なのにもかかわらず「携帯電話を持っている若者の方が非行に走りやすい」とい

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    2011年06月18日
  • カーニヴァル化する社会

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    今の社会と若者の自分の認識の仕方について。昨今の色んな惨事が「感動」を生み出すための「祭り」としてとらえられているというのはなんとなくなるほどと思った。

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    2011年03月16日
  • カーニヴァル化する社会

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    たまたま聴いたラジオのパーソナリティーが
    何やってる人なんだろう?と気になったので
    プロフ見たらこの本の著者だった。
    へぇ~。

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    2011年01月17日