山本智之のレビュー一覧

  • 温暖化で日本の海に何が起こるのか 水面下で変わりゆく海の生態系

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    温暖化が日本の海(海産物)にどのような影響を与えるのか、ということが詳しいデータと共に記されています。単純に「北極の氷が溶けるからいけない」というようなことではなく、この水域の海水温が1度あがるとこの海産物はどのような状態になる、といったことが分かりやすく書かれています。
    サンマやウニやカキが、今までの旬の時期に安く食べられなくなるのはツライなぁ。

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    2020年11月13日
  • 主戦か講和か―帝国陸軍の秘密終戦工作―

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    [割れていた「一枚岩」]先の大戦にあたり、常に強硬な意見を吐き、海軍との比較で「悪玉論」の主役として描かれることが多い帝国陸軍。そんな陸軍の中にあって、敗戦にいたる早い段階から終戦工作が進められていたという、これまであまり光が当てられてこなかった点に着目した作品。主戦派の服部卓四郎、早期講話派の松谷誠の両名を軸としながら時系列的に意思決定を描いていきます。著者は、本書を通して日本的組織の在り方に警鐘を発している山本智之。


    参謀本部の「奥の院」と言われた作戦課に対して、あまり注目されてこなかった戦争指導課の働きが本書で明らかになるのですが、陸軍内にとどまらない工作や根回しなど、従来の陸軍一枚

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    2015年12月09日
  • 温暖化で日本の海に何が起こるのか 水面下で変わりゆく海の生態系

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    地球温暖化が海、魚に対して及ぼす影響についてまとめた一冊。サンゴだけでなく、食卓に身近な魚たちも日本近海から消えす可能性があることを紹介。
    書評で気になり購入。従来の環境本に比べ、身近な魚を紹介することにより、温暖化の影響をよりリアルに感じられる。内容も簡潔で読みやすく、良書。

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    2021年06月08日
  • 温暖化で日本の海に何が起こるのか 水面下で変わりゆく海の生態系

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    地球温暖化、海洋酸性化で日本の近海はどう変わるのか?「未来の海」が教える、海と海の生き物たちに起こる驚きの変化とは?将来、私たちの大好きなあの海産物は、もう食べられなくなるかもしれない。

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    2021年03月16日
  • 海洋大異変 日本の魚食文化に迫る危機

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    日本近海で取れる魚介類や藻類が極端な減少傾向を示しており、すでに絶滅危惧種に指定されているものも出ている。また一方で、今までいるはずもなかったものが取れるようになった、といった生態系の変化が各所で起こっている。地球温暖化の影響による水温や水質の変化はもちろん大きな要因といえるが、その他にも我々の生活から出るごみ、それも長期にわたって海中に残留するプラスチック系のごみや、化学物質や放射能による汚染、などによる被害の実態を、十数年にわたって取材活動を続けてきた朝日新聞の記者がレポートする。
    マグロや鰻といった日本人の好む食材を確保するための乱獲や、各種の開発事業、河川、海岸の工事などによる生態系の

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    2016年11月24日
  • 海洋大異変 日本の魚食文化に迫る危機

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    海に起こっている様々な異変に関する記事を加筆修正まとめた本。海水温上昇、酸性化、プラゴミ、原発汚染、乱獲と魚の減少、外来種、等々、もう諦めるしか無いんじゃないか?というくらいマクロでどうしようもない状況がレポートされている。後期高齢者になったときに美味しい魚を食べるのは難しそうなので、今のうちに適切な成熟魚をたんまり食うことにする。

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    2016年06月17日
  • 主戦か講和か―帝国陸軍の秘密終戦工作―

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    参謀本部/戦争指導課を中心とした陸軍の早期講和派の動きを主戦派との対比で描き、陸軍は戦争継続一辺倒で一枚岩だったわけでは決してないことを論じている。戦況悪化につれ、日和見的だった中間派が次第に戦争終結論に傾き、終戦に至ったわけだが、コンセンサスを形成するまでの過程があまりにももどかしい。とはいえ、早期講和工作を表立って行うことが非常に困難だったからこその苦労だったのだろう。もっと早く決断していれば原爆投下はなかったというのはたやすいが、当時の状況でどのようにすればよかったのか自分自身に問われると、正直戸惑ってしまう。現代においてどのように活かすか。。

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    2013年09月09日
  • 温暖化で日本の海に何が起こるのか 水面下で変わりゆく海の生態系

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    サンゴを中心に日本の海で起きている異変、そこから食卓の魚や生態系の話へ。
    詳しくなくても読むだけでスッと内容が入ってくる。

    1℃水温が変わるだけで生態系は大きく変わる。
    私たちにできる温暖化対策からコツコツと。

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    2024年08月13日
  • 温暖化で日本の海に何が起こるのか 水面下で変わりゆく海の生態系

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    ★3.5.
    身近な食べ物等を中心の話なのですらすらと読めます。休日の息抜きにはちょうど良いし、人間ってやっぱり罪の中で生きてる生物だなと感じざるを得ません。
    ただ書物としては、同じ話の繰り返しなので多少飽きが来ます。贅沢で、かつ、真摯に警告を受け止めていない凡民の戯言ではございますけれども。

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    2020年12月13日
  • 「聖断」の終戦史

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    要再読。

    一般に「聖断」の理由は、原爆投下とソ連参戦と言われるが、本書では1945年6月に、梅津から精鋭と思われていた中国・満州の陸軍がほとんど役に立たないと奏上されたことを理由にあげている。

    かつて読んだ、鈴木多聞「終戦」の政治史では、本土決戦用の九十九里浜の防御陣地が完成できないこと。半藤利一(保阪正康だったか)は多くの著書で、やはり1945年6月の梅津の奏上に加えて、皇太后より寝込む程の叱責を受けたことを理由としていた。

    陸軍が戦争初期から終戦の研究をしていたとは初聞。また、戦後は天皇を守るために戦争責任を引き受ける工作までしていたとは。

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    2015年10月07日