【感想・ネタバレ】「聖断」の終戦史のレビュー

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Posted by ブクログ

要再読。

一般に「聖断」の理由は、原爆投下とソ連参戦と言われるが、本書では1945年6月に、梅津から精鋭と思われていた中国・満州の陸軍がほとんど役に立たないと奏上されたことを理由にあげている。

かつて読んだ、鈴木多聞「終戦」の政治史では、本土決戦用の九十九里浜の防御陣地が完成できないこと。半藤利一(保阪正康だったか)は多くの著書で、やはり1945年6月の梅津の奏上に加えて、皇太后より寝込む程の叱責を受けたことを理由としていた。

陸軍が戦争初期から終戦の研究をしていたとは初聞。また、戦後は天皇を守るために戦争責任を引き受ける工作までしていたとは。

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2015年10月07日

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