島村菜津のレビュー一覧

  • エクソシスト急募 なぜ現代人が「悪魔祓い」を求めるのか?

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    一般的にはほとんど知られていないエクソシストの実際が、イタリアを中心にレポートされていて興味深い。コンパクトで読みやすいけど、概略という感じでもあるので、もうちょっと掘り下げたものも読みたいなぁ。

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    2011年10月21日
  • 世界中から人が押し寄せる小さな村~新時代の観光の哲学~

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    旅先では、その土地を感じたい。
    その土地とは、住民と景観、衣食住の重なりによって成り立っていると思う。

    ライフスタイルホテルではない。土地をホテルの中に閉じ込めて、作り上げるようなものではなく、その土地にお邪魔させていただく、そんな過ごし方が好きだ。

    そういう志向の人々を幸せにしてくれる、アルベルゴ・ディフーゾ。分散型ホテル。

    イタリアで始めたダニエーレの哲学に共感する。こういうところで過ごしたい。
    日本でも増えてきたけれど、取り組んでる人たちの思想が簡単ながらも垣間見れる。

    自己満足だけでなく、何か行動し、それが幾重にも幸福を重ね、そこに満足し幸福を感じ、また次に繋がる。

    年始休み

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    2024年12月28日
  • シチリアの奇跡―マフィアからエシカルへ―(新潮新書)

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    サブタイトルが「マフィアからエシカルへ」、帯には本当のSDGsは、命がけ。
    この”エシカル”、”SDGsの取り組み”について関心があったのだが、これらのことには殆ど触れられておらず、マフィアの歴史、そして、著者が現地で会った関係者とのインタビュー、調査報告になっている。
    自分としては期待を裏切られた感あり。

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    2024年09月29日
  • エクソシスト急募 なぜ現代人が「悪魔祓い」を求めるのか?

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    1999 エクソシストとの対話 2012文庫化
    2010 エクソシスト急募 なぜ現代人が「悪魔祓い」を求めるのか? 本書

    1973 ウィリアム・フリードキン監督「エクソシスト」
    2005 スコット・デリクソン監督「エミリー・ローズ」
    2011 ミカエル・ハフストローム監督、アンソニー・ホプキンス主演「ザ・ライト エクソシストの真実」
    2023 ジュリアス・エイヴァリー監督、ラッセル・クロウ主演「ヴァチカンのエクソシスト」

    10年単位、20年単位で、流行も考え方も常識も社会も変わるので、どの時点が最先端とも、どの時期が非合理とも、言い切れないが、
    本書は少なくとも冷静な視点を保っている。

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    2024年06月02日
  • スローシティ~世界の均質化と闘うイタリアの小さな町~

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     北欧諸国は福祉や教育が充実していることで有名だが、イタリアってどうなんだろう?とふと目に留まって読んだ本。国民性に触れながら市政について言及してると想像してたら、地方都市のまちづくりについての話だった。
     なるほど、確かに日本の郊外はどの地域も似たり寄ったりの街並みで個性も全くない。空き家や歴史ある建物(修道院など)を民泊に改装し、豊かな自然や地元の名産を使用した料理で地域の魅力を最大限に活かし、雇用の創出も図っている。旅行中までバタバタと忙しくするのはやめよう、の記述に納得。イタリアはもちろん、日本でもスローシティの取組を頑張っているまちに行ってみたい。

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    2023年01月19日
  • スローシティ~世界の均質化と闘うイタリアの小さな町~

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    スローフードという言葉が流行った時期がありましたが、
    そのスローフードの考え方を基本とした街のあり方を考えていく、
    そんな価値観で再構成されたり整備されたりした小さな街のことを
    スローシティと呼んで、それぞれで連合を組んだりしているのが
    イタリアの小さな街たちで、そんなスローシティーズを著者が取材して歩き、
    内容をまとめてスローシティの紹介と提言をしているのが本書です。

    イタリアの小さな町それぞれには人を惹きつける力があるようです。
    自然、街並み、食べもの、住む人々。
    また、そういった観光の要素だけではなく、
    農家や職人や個人のお店などを大事にして、
    住人にもそこに住むことで満足感や肯定感が

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    2025年06月28日
  • スローシティ~世界の均質化と闘うイタリアの小さな町~

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    イタリア人は、賢い。自分のリズムに従う事や、地方の良さを守る事が、自分達を守る事になるのだろう。黒川温泉は、 この例に似ている。不便だが最高。

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    2014年06月29日
  • スローシティ~世界の均質化と闘うイタリアの小さな町~

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    20140223 効率を追求した世界はどんどん小さくなる。もっと大切なものを守って広い世の中にできないものか?結果は我々が何を大事にするかで決まるのだとおもう。

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    2014年02月23日
  • スローシティ~世界の均質化と闘うイタリアの小さな町~

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    「世界の均質化と闘うイタリアの小さな町」というサブタイトル。なんだか素敵なイメージがあるイタリアの田舎町だって、自然に素敵になったのではなく、いろいろなものと闘って今を築いてきたのだ、という話。イタリアの子どもだってゲームをやるし、多国籍企業が生ハム市場を席巻しようと進出してきたりもする。イタリア人だって生ハムの作り方なんか知らない人も多いという。スローシティ(という言葉には、ちょっと気持ち悪さを覚える。現地の言葉では、チッタスロー。日本語なら何がいいのかね)のためには、民意の共有と法の制約の両方が必要だけど、民意が成熟していなければ厳しい法は運用できない。あとがきでは、グチから自治へ、といい

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    2014年01月31日
  • スローフードな人生! -イタリアの食卓から始まる-

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    前々からメモっていた本を手に取ってみた。
    奇しくも、食品偽装問題やら、和食の無形文化遺産など
    時事的にも『食』が取り上げられていたので、
    そういった事象を時々頭に思い浮かべながら読んでしまった。

    イタリアの食文化を通してスローフードとは何かを紹介している著書。
    ファーストフードの対義語のように使われるが、
    均質化した食文化を見直そうという趣旨。
    所謂、地産地消などの取り組みもこの考えに当てはまるのだと思う。

    経済原理を組み込み過ぎて、均質化して、即席で、楽しむという事を
    欠いたものは食事だけでなく、生活の至るところにある。
    それに警鐘を鳴らしているのは理解できる。
    しかし、イタリアの食旅み

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    2013年12月09日
  • エクソシストとの対話

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    日本人にはどうしてもなじめない話ばかりだが、島村さんが実体験を通じて一生懸命説明している。
    キリスト教がわからないと難しかったが、勉強になった。

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    2013年05月10日
  • スローシティ~世界の均質化と闘うイタリアの小さな町~

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    イタリアでは、人間が住みやすい町を作ろうという小さな市町村のネットワーク「スローシティ」がある。没場所性や過疎化などに悩む小さな市町村が、市民意識を向上させて既存リソースや強みを活用することで、伝統の保存と最新の技術を使い分けながら町を活性化している。具体的な施策としては、地下に巨大駐車場を作って車が町に入らないようにしたり、ベンチを増やして街歩きしやすくしたり、アルベゴ・ディフーゾという空きや貸出システムを作ったり、奇抜なお祭りをしたり、成立しえない法規制を作って大型ショッピングモールの参入を防いだり。
    町づくりのアイデアがたくさん。本書はエッセイなのでアカデミックな分析はないが、『シビック

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    2013年04月30日
  • スローシティ~世界の均質化と闘うイタリアの小さな町~

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    「あれがないこれがない」と、隣の芝の青さに目をくらませるのではなく、今ここに「あるもの」の質を磨き上げていく。そんな人たちの言葉が響きました。イタリアの道中記みたいなところも面白かった!

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    2013年04月07日
  • スローシティ~世界の均質化と闘うイタリアの小さな町~

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    イタリアの、特に南部の、ユニークであろうとする村、街を紹介している。地産地消、土地に根付くモノづくりなど、そしてそれが観光にもつながる。どんなところに住みたいか、どんな暮らしをしたいか、そんなのは人によって違う。まあ、違ってもいいのだが、僕は本書で紹介されているようなスローシティが気になる。ということでとても楽しく読めた。行きたくなった。日本の地方ももっと魅力を活かせないものかと、やっぱり思うね。

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    2013年03月31日
  • エクソシスト急募 なぜ現代人が「悪魔祓い」を求めるのか?

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    続編ではないが『エクソシストとの対話』の10年後に書かれた本書は、良くも悪くも新書である。前作に比べ格段に読み易くなっておりノンフィクションと言うよりは小辞典みたいな構成。公式エクソシストの現状について手っ取り早く知りたい人にお勧め。但、その分『~対話』にあった著者の手探り、戸惑い、逡巡、共感等の臨場感は失われている。私は前作の後日談として楽しんだ。話が行きつ戻りつして少し読みにくいが、やはり前作から読むのが正解だと思う。情報として整理されてしまった本作に比べ登場人物が生きている。特にカンディド神父は!

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    2012年12月08日
  • エクソシストとの対話

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    読むのに時間がかかった…。エクソシズムについての、実際の取材記で、結構有名な本なので、読んでみたんだけど…キリスト教が分かっていないと全然ダメ。
    無宗教だけど、キリスト教の知識は持ってたいな、イタリアとかあっちを行く前にもう一度読んで勉強しよう。
    濃密な本。。。なかなか読み進めれませんでした(ΘωΘ)

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    2012年04月21日
  • エクソシスト急募 なぜ現代人が「悪魔祓い」を求めるのか?

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    映画の『THE  LIGHT』を見てから、エクソシストに興味を持ったので
    読んでみた本。

    心理学を学んでいるので非常に興味深かった。

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    2012年02月01日
  • エクソシスト急募 なぜ現代人が「悪魔祓い」を求めるのか?

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    この本で、エクソシストという悪魔払いの儀式が現代にも存在するという事を知った。カトリックの中ではちゃんとエクソシストは存在しているというのは私にとって発見だった。
    エクソシストの実像も見る事が出来て、面白い本だと思う。

    ただ、ちょっと薄い気がする。

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    2010年12月13日
  • スローフードな人生! -イタリアの食卓から始まる-

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    かつて、「大きいことはいいことだ」って言うCMがありました。昭和40年代でしょうか?高度成長期にあり、つつましいことを美徳とした戦前戦後の生活から豊かな生活への価値観の転換の意味があったのかもしれません(CMは単にチェコレートのCMなんですけど(^^;)
    スローフードと言うと、どうしても言葉につられて、ファーストフードの対極的な意味に捉えがちで、決して違ってはいないけど、もう少し目指すところは意味が深く哲学的なのかもしれないと感じます。

    スローフード推進者にだって、忙しく飛び回るように仕事をしている人もいるし、中にはファーストフードで食事をする人もいるのではないでしょうか?それがいけないと言

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    2009年10月04日