アンリ・ベルクソンのレビュー一覧

  • 物質と記憶

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    現在のところ最新の翻訳で、最良のものだと思う。昔のベルクソンの翻訳は主に仏文学者がやっていたことが多く、そのせいか良質の仏文学を読んでいるような感覚があったのだが、最近の(主に哲学者による)翻訳ではその香りがなくさみしく感じていたところだった。ところがこの本にはその感覚があり、やはりそれはもともとベルクソンが持っているものだったのだと改めて思った。
    解説も内容の的確な要約など適切。ちなみに、p.377に「最近の「純粋想起」という翻訳は(略)致命的」とあるが、それはちくま学芸文庫の合田正人訳と白水社の新訳全集の竹内信夫訳の二つを指している。
    最近のものとしては岩波文庫の熊野純彦訳もあるが、こちら

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    2020年06月04日
  • 精神のエネルギー

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    精神世界というスピリチュアルな領域の可能性。
    心霊研究で、なぜ見える人がいるのかではなく、なぜ見えない人がいるのかという方向から研究すべきという見解になるほど!植物などの万物にも精神は存在するが、人間が特に精神が発達している…そして世界を分ける。この後読んだバタイユの宗教の理論とも繋がる。
    東洋思想にも繋がってる部分多い気がする。

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    2026年05月28日
  • 思考と動き

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    私たちは普段、何かを感じ何かを考えながら生きている。その思考によって成果を出すことは今の社会においては頻繁に求められることだろう。そして、私たちは創造的な思考を求められるが、同時にその思考は現実を捉えていなければならない。
    では、考えるとは実際どういったことなのか。私たちの思考はどのようにして働いているのか。その一つの答えを出すのが19世紀から20世紀の哲学を代表するこの本の著者アンリ・ベルクソンである。

    「どんな抽象的な思考も、その出発点は常に知覚です。」
    私たちの思考は知覚から得たものを配列し直すことはできるが、その材料は知覚から得るのである。そしてこの知覚とは、ただ目の前のものを見るこ

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    2013年10月23日
  • 思考と動き

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    ベルクリン哲学について、著者自身の講演や論文を集約し、記述した1冊で、夏目漱石などもさかんに読みこんだそうである。「実在を私たちの観念の寸法に合わせてはいけない。私たちの観念を実在に合わせて拡げるのだ。」(P.326)。冒頭の「哲学に欠けているのは正確さである。」(P.9)は核心をついた言葉と感じた。

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    2013年06月29日
  • 精神のエネルギー

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    訳がこなれていて読みやすい。講演集のようだが、柔らかい語り口の印象、例える言葉もエレガント。ページを眺めているだけでなんだか心地よい。

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    2012年07月11日
  • 創造的進化

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    たいへん示唆的な哲学書である。しかも、訳文が読みやすい。「産業的」「優勝的」など意味不明な言葉が少しあるが、岩波版より論旨は追いやすい。結局、この著作のポイントは、すべてを生命の流れ、つまり「純粋持続」のもとにみるということだろう。また、進化の観点からみれば、知性は行動するために生命がつくったものなので、必然的に限界があるのである。ダーウィンやアイマー、ド・フリースやラマルクなどの進化論思想の読み解きも面白い。進化には結局、生命の意志があるのだ。思想の映画的メカニズムをもとに、科学思想を検討するところもみごとである。カルノーやクラウジウスなどの熱力学にも少しふれているが、アリストテレスの科学論

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    2011年04月30日
  • 物質と記憶

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    ・知覚は物質の中にあり、「私」の行為に関わる部分を選別する。
    ・記憶力は、過去全体を集約し、現在の知覚に関連する記憶を想起して、再認や運動的反作用を喚起する。
    ・過去を内包し、過去から前進してきた現勢的な前哨が「私」。
    ・物質の運動は、空間内の移動ではなく、状態の変異。物質を分割可能な空間に当てこまなければ、物質の運動は本来不可分。
    ・主観と客観(「私」と物質)は、時間との関係で区別される。「私」は過去から継続的に生成されており、その尖端(現在)で物質を知覚している。

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    2026年05月10日
  • 創造的進化

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    前半は、生命について、個々の命はこの世に一度しかないものと捉えていて、進化の大きな流れの様な視点とは別にとてもロマンチックなものも感じました。壊しながら生成する命の捉え方も、福岡伸一さんの言う動的平衡みたいに思えました。
    後半は観念的過ぎて、なかなかついて行けず、正直言ってよく分かりませんでした。

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    2025年06月28日
  • 物質と記憶

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    物質と記憶アンリベルクソン 講談社
    言わんとすることはわかる気がするが
    読んで楽しい内容ではない
    惹きつけられることが無いので面白味もない

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    2025年05月31日