高岡浩三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネスレ日本でプロパーの日本人として初めて社長兼CEOになった著者が、仕事で成果を出すための心構えを自分の経験を基にして説いた本。
また、著者は生活のベースを一度も海外に移さずにここまで来たのだから、
海外駐在したから国際ビジネスパーソンと勘違いしている人よりも、骨太で聞きごたえがあった。
本当に尊敬できる人を見つけてほしい。
持論を持て。と言う2つのメッセージは心に響いた
気に入った言葉
・どんな国や組織で働いても、世界に通用する人材になる事は可能である
・世界に通用する人材になるためのキーワード
Think Globally, Act Locally(グローバルに考え、ローカルに行動 -
Posted by ブクログ
ネスレと言うと
代表的なブランドはネスカフェ。
インスタントコーヒーのイメージが強いですね。
しかし、キットカットやミロなどの有名な商品もあり、
最近では、ネスカフェバリスタというコーヒーマシンや
ネスカフェアンバサダーという職場向けサービスなど、
新しい事業を積極的に展開しています。
本日ご紹介する本は、
新しい事業を生み出すために必要な
稼ぐための仕組み作りについて
書かれた1冊。
ポイントは
「考える時間」
今は顧客の気づかない問題を解決する商品が求められる時代。
顧客が気付いていない問題を解決することを
真剣に考えていかなければいけません。
考える時間を捻出できない人は -
Posted by ブクログ
本のタイトルが「ゲームのルールを変える」であるため、ノウハウ本のように見えてしまうが、実際は、外資系企業のプロ経営者としての考え・経験を知れるもの。
以下は、自分用の忘備録。
・国籍不問で、海外勤務ができ、その時の実績が評価により認定される「インターナショナルスタッフ」という制度は面白い。
・ブランドごとにP/Lがあり、各責任者はサプライチェーン全体の最適化なども任される。
・ネスカフェアンバサダーのプロジェクト立ち上げ時には、トップクラスのハイパフォーマーはあえて入れないように指示した。現行の人事制度で評価が高い人は、従順でそつなく仕事をこなしチームワークに長けた人が多く、クリエイティビ -
Posted by ブクログ
以前ハーバード・ビジネス・レビューのマーケティング特集(なぜ、ご当地キティちゃんが何でもやらされているかのからくりがわかる 「Harvard Business Review」2014年10月号 ダイヤモンド社)を
読んだときにチェックしておいた本を読みました。
「ゲームのルールを変えろ」とは、自分が仕事を行う上で、
ルールを変えろ、という部分と、
高岡さん自体が、今までのネスレグローバルのルールの
例外的にネスレ日本のトップになる、
つまりネスレにゲームのルールを変えさせるような人だ
という2つの意味を持っているもの。
何をしてきた上で、数字的な成果に現れ、そしてトップへと
選ばれたのか。 -
Posted by ブクログ
Think Globally, Act Locally.
インターナショナルスタッフとして日本に来ている外国人はお客様ではない。現地に同化する。それがネスレのカルチャーなのだ 248
どれだけ高額な利益を上げて、どれだけ多額の税金を払うか。これが大手と呼ばれる企業に課せられた使命 263
確かにネスレという会社はグローバルリズムの中において絶対的な成功を収めた上に日本という排他的と妄想される中で生き延び長い間の経営を培ってきたことに異論をはさむ余地はない。だがそれもまた一つのゲームルールの上に成り立ち日本のルールを変えたからというわけであろう、ならば日本がそのルールを変える片 -
匿名
購入済み大したことは書いてない
著者の方の実績とそれをベースに発案した思考プロセスの説明がほとんど。
体系的なノウハウとして昇華されているとは言い難く、内容も顧客の潜在的需要を
深堀しよう、というウォンツやシーズという言葉で言われてきたことの焼き直し
独自の分析として解説しているプロセスもPEST分析で十分。
著者の方の実績やコネクションは素晴らしと思うが、逆に言えばそれありきで
しか活用できない内容。直接コンサルしてもらったら良いのかもしませんが
知識として活用するのは難しいと思います。
日本の経営者の著書にありがちな内容。
知識として活用するのであれば学者かアメリカの経営者の本の方がよいと思います