小沢真理のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まぁ、正直なトコ、作中の料理に心の底から「おいしそう」や「作ってあげたい」と思うモノは少ない(今巻で、なんとなく美味そうと思ったのは、この季節ならではの“きのこのホイル焼き”)
食漫画には、素人なりにこだわりたい私が、それでも、この『銀のスプーン』を読み続けるのはもちろん、惰性などではない
小沢先生のキャリアがあるからこそ綴り描ける、読み手の心を揺さぶってくる人間ドラマに、どうしようもなく心惹かれるからだ
家族愛、友情、大人ゆえの脆さ、青春特有の悩み、ままならない男と女の関係、どれも震える
個人的に推しの話は、Recipe57。何となくだが、小沢イズムを感じたり? -
Posted by ブクログ
好き嫌いの多い弟くん、元気でかわいい妹ちゃん、
優しいお母さん、そして王子すぎる主人公、律くん。
お母さんの入院を期に、勉強もできて麗しき面立ちに加え
"弟妹の笑顔を見るために"と、
料理まて覚えてしまうとは、律神様、程が過ぎます♡
そんな律くんを好きな夕子ちゃんは、ふとしたきっかけで
安売り情報や料理豆知識を教えたりするメル友へと。
恋する女子に、チラシの情報ありがとうと
わざわざ今日作った料理の写メとともに
感謝のメールを送るとは。もはや神を越え鬼の所業!
ど天然で女子のド中心をえぐり取る男・律。
2巻までしか買ってない…。早く続きを買わねば!!!ふぅ。 -
Posted by ブクログ
人間ドラマと料理漫画の面が、見事に融合している、と感じさせるに足る作品
芯までじんわりと温まってくる。けど、優しいだけじゃなくて、静かな厳しさもあり、ストーリーが何ら弛んでいない
特別な食材や機材、調理方法は必要とせず、自分だけや家族と賑やかに作れ、食卓に朗らかな雰囲気を広げてくれる料理が登場する点もいい
この巻では弟・ルカを引き取った律が、それまで、大きな問題を言い訳にして目を逸らし、先延ばしにしていた倉科さんへのキモチと向き合う、素直かつ真剣に
ここまでヤキモキさせられていたものだから、109pでは思わず、ガッツポーズをしてしまったほど
しかし、次巻予告を見る限り、律の人生には、まだまだヘ