福井憲彦のレビュー一覧

  • 興亡の世界史 近代ヨーロッパの覇権
    大航海時代中盤から第一次世界大戦までの間、世界をリードしてきた「近大ヨーロッパ」の覇権。
    それが如何に発展し、そして終演したのかというお話。

    未だに、「欧(米)」が世界をリードし、フォーマットをつくってきたことは事実だからなあ。(影は影として

    やはり、欧州が如何にしてその地位を占めてきたのかにつ...続きを読む
  • 教養としての「フランス史」の読み方
    フランス史を勉強した方が良い理由が、胸がスッキリするほど共感できた。まだ読み途中だが、冒頭で筆者の主旨に賛同できる場合大抵は続きも面白いので、個人的には楽しみな本の一つ。
  • 近代ヨーロッパ史
    [広大で深遠な潮流]思想的にも科学的にも、現在の世界の外郭の形成に大きな影響を与えたヨーロッパの近代。それがいかなる力に導かれた時代であったかを明らかにするとともに、今日に残る正と負の側面を多様な観点から捉えた一冊です。著者は、学習院大学長を務められた福井憲彦。


    講義用に作成したものを編集したと...続きを読む
  • 興亡の世界史 近代ヨーロッパの覇権
     15世紀から19世紀にかけての近代ヨーロッパが世界の覇権を握り現代世界のベースを造った歴史を概観する。文化的にも軍事的にも東洋に比べたら劣っていた中世の欧州が、大航海時代から世界を支配していく歴史はダイナミックでとても興味深い時代だ。
     特に神が絶対であり、全てのことは神が造ったのだから、聖書に書...続きを読む
  • 教養としての「フランス史」の読み方
    正確にはフランスという国と言うよりも、フランス辺りの歴史という感じでしょうか。
    入門書としてとても分かりやすく、雑然としていた頭の中の情報を整理できた。
  • 近代ヨーロッパ史
    「教科書みたいだなぁ。授業で使うように書いたのかなぁ」と思って読んでいたら本当にそうでした。放送大学の教科書的なものであったらしい。
    私も別の通信大学のレポートで読みました。
    近代ヨーロッパ史を手放しで賞賛するでもなく、全面的に否定するでもなく、多面的に捉え直す。そんな講義になっていました。19世紀...続きを読む
  • 教養としての「フランス史」の読み方
     マリーアントワネットの日記を読んで、フランス史に興味が出て購入。
     ケルトからEU成立までの2000年を超える歴史が400ページほどでつらつらと綴られている。

     高校で世界史を学んでいたが、人名や地名といった固有名詞を記憶していただけで、いざ説明をするとなると「ナポレオンはすごい人」「ルイ16世...続きを読む
  • 興亡の世界史 人類はどこへ行くのか
    世界史についての本。
    興亡の世界史というシリーズの中の最終巻。2007年に出されていたが、文庫化されるにあたって新しく手直しされたもの。
    従来の世界史というのは西洋史を中心としたものであったが、本書ではそれに対してもっと多文化的で中立的な世界史を提唱している。
    人口問題については、人口バランスとその...続きを読む
  • 興亡の世界史 近代ヨーロッパの覇権
    ただ教科書的にイベントの羅列をするのではなく、誰もが知るような大きな出来事の背景を非常にわかりやすく解説してくれている。
    長らくヨーロッパの帝国主義・植民地化の動きの背景となるマインドがわからずにいたが、産業発展・文明化されていない他国の啓蒙やキリスト教の布教という極めて一方的な理由であることがわか...続きを読む
  • 近代ヨーロッパ史
    学習院大学学長(フランス近現代史専攻)の福井憲彦(1946-)による近代ヨーロッパ史概論。

    【構成】
    1 ヨーロッパによる海外進出の開始
    2 世界交易における覇権争い
    3 18世紀における社会経済と政治
    4 「啓蒙の光」と近代思想の誕生
    5 人口増加の開始から「移動の世紀」へ
    6 革命に揺れる大西...続きを読む
  • 近代ヨーロッパ史
    まごうことなき良著。古典には劣ると言う意味で★4つ。

    表題の近代ヨーロッパについての歴史を、実にうまく顕している。それができるのも、著者の巨視的観点と真実を見抜く真眼があるからだろう。とにかく、全体像を捉えた上での著述であるので、非常に有益な内容となっている。

    「全ての学問は未来のためにある...続きを読む
  • カラー版 地中海都市周遊
     全編、建築史家とフランス近代史家の著者二人の対談という形で進む。視点はあくまで建築の方なので、建築が好きじゃないとツライが、好きならば、日本とはまったく風土が違うかの地の建築様式や建築理念がわかって面白い。
  • 教養としての「フランス史」の読み方
    フランス通史。
    2000年を一冊で語るのだから割愛する点が多くなるとは思うが、やはりどうしても「ここをサラッと飛ばすのか!?」と思う箇所がいくつかあった。
    また、文章が時系列を行ったり来たりだったり、何を主張したいか分かりづらく、自分には合っていないと感じた。

    ともかく、フランスの通史を概観すると...続きを読む
  • 物語 パリの歴史 「芸術と文化の都」の2000年
    パリの歴史をざっと網羅できてよかった。
    時系列ではあるものの、宗教・政治・芸術・学問など、テーマが統一されていない中で時間が流れていくような構成になっていたので、ちょっと読みづらかった。(慣れたけど。)

    パリはかなり昔からデザインされた街という点で特殊なのだと感じた。
    山手線一周ほどの広さなのにか...続きを読む
  • 教養としての「フランス史」の読み方
    このシリーズの中国史が分かりやすく、ではフランス史も…と思っていたがどうしても分からない…。
    文化なのか似た名前が多いからなのか…出直す必要がありそう。
  • 教養としての「フランス史」の読み方
    フランス旅行前に頑張って読んだ。
    世界史にある程度精通している人なら楽々読めるのかもしれないけど、恥ずかしながら無知なので難しい部分もあった。それでも大体の部分は理解でき、たまに挿入されている地図や絵画なども良かった。
  • 物語 パリの歴史 「芸術と文化の都」の2000年
    フランス史をざっくりとパリの街と共に学べる。なんだかんだでナポレオン3世の功績がすごいんだなと実感。あとエッフェル塔って結構最近だったの知ったの驚き。
  • 物語 パリの歴史 「芸術と文化の都」の2000年
    決して歴史を詳しく学ぶ本ではなく、パリの蘊蓄を知るための本としては良書。
    こんな内容ってガイドブックに毛が生えたような物か個人ブログばかりだからね。
    これはフランス史の学者さんが、パリの歴史を趣味でまとめたような本です。
    ある程度フランスの歴史と文化を知っている事が前提であり、パリの地理も求められる...続きを読む
  • 教養としての「フランス史」の読み方

    まあまあ

    フランス史をざっくり学べるけど、やはりざっくり。
  • 教養としての「フランス史」の読み方
    フランスの成り立ちから現代に至るまでの流れについて書かれた本。フランスだけでなく、フランス周辺の国や、ヨーロッパに興味がある人にもお勧め。