福井憲彦のレビュー一覧

  • 教養としての「フランス史」の読み方

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    これ掴みからめちゃくちゃ面白い。買ってよかった。福井憲彦さんの本全部読も。基本歴史的に見たらヨーロッパの国境って変わりまくってるし移民も凄いし、枠組みなんてあってないようなものだから、軸を決めて、フランス史を勉強するとヨーロッパ全体の事が察しつくようになると思う。

    福井憲彦
    学習院大学名誉教授。公益財団法人日仏会館理事長。獨協大学外国語学部特任教授。1946年、東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。専門は、フランスを中心とした西洋近現代史。学習院大学教授、学習院大学学長を経て、現職。2019年、フランスより国家功労勲章シュヴァリエに叙された。
    著書に『近代ヨーロッパ史』(ち

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    2025年04月05日
  • 教養としての「フランス史」の読み方

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     政治、経済、歴史、文化、芸術、思想、宗教、料理、建物、街並み、国民性。

    知的関心の全てが詰まっていると言っても過言ではない一冊。

    王政→共和政→帝政とたびたび転換する中で徐々に形作られていった今の政治体制、パリコミューンに代表される市民の政治への参加、議会政府とカトリック教会の分離、国民主権、国民国家の概念、主権は国民にあると高らかに宣言した憲法の制定、ナポレオンによる文化財の蒐集、ナポレオン法典に始まる民法の制定、オスマンによるパリの街づくり計画、法治国家(人間の不可侵にして譲渡できない権利の普遍的価値を尊ぶ国家 p.410)、中央集権的支配体制、西欧列強諸外国との緊迫と協調の繰り

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    2024年05月18日
  • 一冊でわかるフランス史

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    フランスの歴史をざっと学びたい人におすすめな本です。
    フランスの発達速度は日本と同じだなと感じました。
    ヨーロッパの中でも超大国イギリスに1番近くて、そしてローマ帝国もまあまあ近くて、、位置的に考えたら振り回されまくるのも無理はないなと思いました。

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    2024年03月13日
  • 興亡の世界史 近代ヨーロッパの覇権

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    大航海時代中盤から第一次世界大戦までの間、世界をリードしてきた「近大ヨーロッパ」の覇権。
    それが如何に発展し、そして終演したのかというお話。

    未だに、「欧(米)」が世界をリードし、フォーマットをつくってきたことは事実だからなあ。(影は影として

    やはり、欧州が如何にしてその地位を占めてきたのかについて学ぶ必要はある。それにしても、大英帝国。大英帝国に尽きる。

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    2022年09月04日
  • 一冊でわかるフランス史

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    すごく読みやすい。
    ちょっとした派生知識なんかが納得感を与えてくれて、読み進めるのが楽しく感じた。
    別冊で資料集なんかとセットで読むのが良さそうですね。

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    2022年08月04日
  • 教養としての「フランス史」の読み方

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    フランス史を勉強した方が良い理由が、胸がスッキリするほど共感できた。まだ読み途中だが、冒頭で筆者の主旨に賛同できる場合大抵は続きも面白いので、個人的には楽しみな本の一つ。

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    2020年01月08日
  • 近代ヨーロッパ史

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    [広大で深遠な潮流]思想的にも科学的にも、現在の世界の外郭の形成に大きな影響を与えたヨーロッパの近代。それがいかなる力に導かれた時代であったかを明らかにするとともに、今日に残る正と負の側面を多様な観点から捉えた一冊です。著者は、学習院大学長を務められた福井憲彦。


    講義用に作成したものを編集したというだけあり、要点がしっかりまとめられた良書だと思います。網羅的である一方、ヨーロッパ近代とは何かという本質的な問題に対しても正面から向き合っており、本書を足がかりにヨーロッパの広大な歴史に一歩踏み出すのも悪くないのではないでしょうか。図や表なども要所要所でわかりやすさを高めるために使用されており、

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    2015年05月01日
  • 物語 パリの歴史 「芸術と文化の都」の2000年

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     全く同名の書籍が講談社から同一フォーマットで出ているが、本書はコロナ以降の出稿で時点がやや新しい。また講談社現代新書の方が観光者を読み手として想定しているのに対し、本書は主にパリの都市計画の変遷にスポットが当てられており、特に第二帝政下のオスマン知事によるパリ都市改造の記述が豊富。実際にパリを訪れると著者の指摘を実感でき、単なる観光とは別の視点で楽しむことができた。

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    2025年08月29日
  • 一冊でわかるフランス史

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    この見取り図から出発して、旅に出てくれればこれほどうれしいことはありません、という筆者のコメントがとても良かった
    本の内容自体も、同シリーズの中で分かりやすいものだった
    きっかけにもう少し突っ込んで知ってみたいと思った

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    2025年08月05日
  • 教養としての「フランス史」の読み方

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    苦手な世界史、特にヨーロッパ史を克服するために読んだ本その3。
    全体を見てるとぼんやりとしていたところが、中心になる一つの国に絞ることでかなり理解が進んだ手応えがある。

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    2024年09月10日
  • 物語 パリの歴史 「芸術と文化の都」の2000年

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    魅了してやまないパリの有名建築物、街の構造、都市計画など街ができた経緯に重点をおいた作品。
    ナポレオン三世とオスマンぐらいしか知らなかったため、こうゆう作品を待っていました!と大満足。
    フランス革命など有名な歴史、人物、事件はあっさりした表現にしたことで読みやすくなっている。
    読み進めていくごとに中世の情景が現在のパリに近づいていく早送りのタイムトラベルしたような体験が快感であった。

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    2024年07月26日
  • 超約 ヨーロッパの歴史 増補版

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    課題の為、購読。ヨーロッパは存在するのが当たり前と思っていたが、改めて成り立ちを考えると、知らなかった事ばかり。ドイツ人やキリスト教の因果関係も納得。ただ、訳が読みづらい感が。

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    2024年04月28日
  • 興亡の世界史 近代ヨーロッパの覇権

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     15世紀から19世紀にかけての近代ヨーロッパが世界の覇権を握り現代世界のベースを造った歴史を概観する。文化的にも軍事的にも東洋に比べたら劣っていた中世の欧州が、大航海時代から世界を支配していく歴史はダイナミックでとても興味深い時代だ。
     特に神が絶対であり、全てのことは神が造ったのだから、聖書に書いてあることが全てであるから、それと異なる考えを持ってはいけないという中世の世界からの脱却が興味深い。欧州は十字軍の時代にイスラム勢力に対して宗教に名を借りた虐殺・強奪行為を重ね、その後の宗教改革の時代では宗教戦争を繰り返した。その規模と期間は日本の戦国時代どころではないのだ。そのパワーで欧州の大航

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    2024年01月17日
  • 教養としての「フランス史」の読み方

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    正確にはフランスという国と言うよりも、フランス辺りの歴史という感じでしょうか。
    入門書としてとても分かりやすく、雑然としていた頭の中の情報を整理できた。

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    2022年04月19日
  • 一冊でわかるフランス史

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    ネタバレ

    世界歴史で思うのは
    色々問題が発生し急遽王が誰々に代わりましたっていうのが連発するんだけれど、世情乱れ絶対的ルールは無さそうなのに、どういうプロセスで入れ替わるんだろ?
    あと、改めてナポレオンの存在意義が大きいって思った。

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    2021年12月04日
  • 一冊でわかるフランス史

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    フランスの長く複雑な歴史を
    ざっと通してさらうのにぴったり。
    読みやすい文章と効果的なイラストで、
    親しみやすい本です。
    いろんな歴史書があるけど、
    手はじめに読むのにぴったり。
    まずこの本で全体をなんとなく知ってから、
    より詳しい文献を読んでいくのがいい◎

    文学や、ワインの勉強をするにあたっても
    宗教や人物を含む「歴史」は切っても切れないので、
    これで少し、近づけた気がします。

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    2021年07月18日
  • 一冊でわかるフランス史

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    フランス史の全体像をざっと眺めるには最適です。
    所々にメモ書きのような同時期の日本での出来事も面白い。
    単調な事実の羅列にならない様に様々な配慮も行き届いていて楽しく一気に最後まで読ませて頂きました。

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    2021年03月20日
  • 近代ヨーロッパ史

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    「教科書みたいだなぁ。授業で使うように書いたのかなぁ」と思って読んでいたら本当にそうでした。放送大学の教科書的なものであったらしい。
    私も別の通信大学のレポートで読みました。
    近代ヨーロッパ史を手放しで賞賛するでもなく、全面的に否定するでもなく、多面的に捉え直す。そんな講義になっていました。19世紀って書いてあるけども18世紀途中から〜20世紀初頭を網羅する内容。
    プラスの面とマイナスの面と双方に触れ、双方を思考の材料にすること。中々難しいけども、これは歴史に関わらず全てのことに言えるかなと思った。

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    2021年01月16日
  • 一冊でわかるフランス史

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    大変分かりやすく、まさに探していた一冊でした。国ができるまでは、ヨーロッパの領主の間で行ったり来たり、国らしきものができてからは、王政と共和制、帝政で行ったり来たり。そして戦後はEUかそらたも今の断絶か。今の揺れが何処に向かうのやら。

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    2020年09月25日
  • 教養としての「フランス史」の読み方

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     マリーアントワネットの日記を読んで、フランス史に興味が出て購入。
     ケルトからEU成立までの2000年を超える歴史が400ページほどでつらつらと綴られている。

     高校で世界史を学んでいたが、人名や地名といった固有名詞を記憶していただけで、いざ説明をするとなると「ナポレオンはすごい人」「ルイ16世とマリーアントワネットは悪い人」ぐらいしか言えなかったので、そういった覚えているだけの固有名詞たちに本書のおかげでたくさんの情報を紐づけることができた。本はいつもノートをとりながら読んでいるのだが、40ページを超えたぐらいだ。
     
     読んでて楽しかったのは中世から絶対王政が始まる前。人名は「○○何世

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    2020年09月24日