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Posted by ブクログ 2015年05月01日
[広大で深遠な潮流]思想的にも科学的にも、現在の世界の外郭の形成に大きな影響を与えたヨーロッパの近代。それがいかなる力に導かれた時代であったかを明らかにするとともに、今日に残る正と負の側面を多様な観点から捉えた一冊です。著者は、学習院大学長を務められた福井憲彦。
講義用に作成したものを編集したと...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月16日
「教科書みたいだなぁ。授業で使うように書いたのかなぁ」と思って読んでいたら本当にそうでした。放送大学の教科書的なものであったらしい。
私も別の通信大学のレポートで読みました。
近代ヨーロッパ史を手放しで賞賛するでもなく、全面的に否定するでもなく、多面的に捉え直す。そんな講義になっていました。19世紀...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月18日
まごうことなき良著。古典には劣ると言う意味で★4つ。
表題の近代ヨーロッパについての歴史を、実にうまく顕している。それができるのも、著者の巨視的観点と真実を見抜く真眼があるからだろう。とにかく、全体像を捉えた上での著述であるので、非常に有益な内容となっている。
「全ての学問は未来のためにある...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月18日
学習院大学学長(フランス近現代史専攻)の福井憲彦(1946-)による近代ヨーロッパ史概論。
【構成】
1 ヨーロッパによる海外進出の開始
2 世界交易における覇権争い
3 18世紀における社会経済と政治
4 「啓蒙の光」と近代思想の誕生
5 人口増加の開始から「移動の世紀」へ
6 革命に揺れる大西...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月31日
このテーマを1冊でまとめることに無理を感じたが、大きな流れをつかむには勉強になった。
・14世紀にペストが大流行した後、15世紀半ばから17世紀半ばにかけて人口は増加したが、17世紀半ばからは気候の寒冷化を背景として疫病・飢饉・戦争の三悪によって人口は再び停滞した。
・18世紀に北西ヨーロッパで経...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年08月22日
現代社会を理解する上で、近代ヨーロッパ史に関する厚みのある知識は必要不可欠であろう。というわけでこんな本を買ってみた。「世界を変えた19世紀」とは銘打っているが、ポルトガルのアジア交易から第一次世界大戦まで、扱う時代は幅広く、レコンキスタを起点とするヨーロッパの膨張から、第一次世界大戦によるヨーロッ...続きを読む
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