藤沢武夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本田宗一郎との二人三脚で世界的企業を育てあげた藤沢 武夫の半生を綴った自著伝。
本田宗一郎がトップで、藤沢さんが支えているという見方が多いが、本田宗一郎は技術やでお金を使う人、藤沢はそれ以外すべてを行っている=社長業を行っていることがよくわかる。
いくつも胸打つようなシーンがあったが特に
・重役とは「未知への探求をする役」であって、決して「後始末ばかりしている掃除屋であってはならない」
・あまり会わないから「不仲」という噂もあった。「お互いを理解しているから、いつも一緒にいる必要はなかった」だけ。
・社長は欠点だらけのほうが良い。社長にはむしろ欠点が必要で、欠点があるから魅力がある。欠点は -
Posted by ブクログ
ホンダを本田宗一郎氏とともにつくりあげた藤沢武夫氏の回顧録。
名参謀とあるが、本書を読む限り、参謀というよりパートナーと感じた。
技術者ではない経営者の話であり、まさに自分には勉強になるはず!
と思って読んだが、あまりピンと来るものではなかった。
再読が必要かな?
とは言え、この相思相愛というか、お互いにリスペクトし合う関係というものは、素晴らしいと思ったのは確か。
宗一郎氏に空冷エンジンを作らせたかった、という話には感動した。
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(目次)
1 生命をあずかる仕事
2 思いがけぬ危機
3 本業以外に手を出すな
4 万物流転の法則
5 経営者の心構え
6 模索と学習の日々
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Posted by ブクログ
ネタバレあらすじ
「おれは金はもってないけれど、金はつくるよ」著者・藤沢武夫はこう言って本田宗一郎とコンビを組んだ。単に一企業の儲けを考えるのではなく、社会的責任を全うするという愚直な道を選び、なおかつ本田技研を二人三脚で世界的企業に育て上げた名経営者が、初めて明かす、自らの半生と経営理念。
本田宗一郎とタッグを組んだ名経営者、藤沢武夫。彼の視点から描いたホンダの成長の軌跡。
印象に残った点をいくつか。
【横並びにして、組織にしない】
創業当初の横並びのスタイルが最も優れたアイデアや良い製品が生まれると考え、組織を作ろうとしないのが藤澤のスタイル。
その日に入ってきた社員でも課題を渡され、明日ま