山下良道のレビュー一覧

  • 「マインドフルネス×禅」であなたの雑念はすっきり消える
    マインドフルネスをはじめて2ヵ月が経ち、何となくやっていて日々の心がリセットされる感覚を感じていたいが、錯覚で本当にこれがマインドネスフルなのか自分の中で凄く困惑していた。

    この本を通じてその困惑していた部分が何だったのか丁寧に説明されており喜びを感じた。
    マインドフルネスを習慣にして続けたいと確...続きを読む
  • 「マインドフルネス×禅」であなたの雑念はすっきり消える
    何となくわかったような気になっていたマインドフルネスや瞑想、坐禅。
    マインドフルネスが、パーリ語の「念」の訳とは知っていましたが、その先がピンときませんでした。
    上座部仏教から大乗仏教への転換から、『普勧坐禅儀』の「非思量」、『正法眼蔵八大人覚』の「不忘念」に考えを巡らせると、何となく解ってきました...続きを読む
  • アップデートする仏教
    彼らの深い問題意識、経験が率直に語られている。普遍性がある。なにが本当の仏教の目的か、問うている。道元の禅とテーラワーダー仏教がメインの話題。

    ・学校という宗教の教義「幸せというのはいつも未来にあるのだ」「全ては競争。負けたら終わり」
    ・マインドフルネスという英語は、サティというパーリ語の翻訳。漢...続きを読む
  • 青空としてのわたし
     目から鱗が落ちました。仏教3.0に関して、より詳しくより論理的に書かれており、これは誰も論破できないと思えるほどです。もしかすると仏教史に影響を与えるかもしれません。

     これはある意味、日本の僧職へのメッセージとも取れます。多くの僧職の方が共感/実践したら、何かが変わると思います。もちろん世俗の...続きを読む
  • アップデートする仏教
    第1章 僕たちはなぜ安泰寺で出会ったか?
    第2章 「アメリカ仏教」からの衝撃
    第3章 マインドフルネスという切り口
    第4章 「瞑想メソッド」を超える
    第5章 アップデートする仏教
    第6章 「仏教3.0」へ向けて
  • 本当の自分とつながる瞑想
    我々のエゴは水蒸気。どんなに暴れ狂い、自身を苦しめ、傷つけ、悩ませる空に浮かぶ雲に過ぎない。雨を嵐を雷を落とすエゴの暴走。でも晴れ渡る青い空、暖かいお天道さまに照らされると白い白い雲、プカプカ浮かんで漂っているだけ。
  • 本当の自分とつながる瞑想
    脳科学本でマインドフルネス知り、実戦することで脳を休ませる心地よさを感じていたが、ただ気持ちいいだけでなく、人生に役立てたいと手に取った本。瞑想の価値をやさしく説明してくれる。ずっと続けることで、世界観が新しくなるような期待感
    がした。ますば続けてみたい。

    以下、ネタバレですが忘備録。
    ・人間そも...続きを読む
  • 本当の自分とつながる瞑想
    怒りや心配ごとにとらわれている自分から、本来の自分を取り戻すことを目的とした瞑想の入門書。
    前半はなぜ生きづらいのか、本来の自分とはなにかを解いている。後半はそれを踏まえての実践的な瞑想の手びき。
    この本では本来の自分は青空のようなものだと言っている。自分が自分だと思っているものは、青空を覆っている...続きを読む
  • 本当の自分とつながる瞑想
    瞑想の手順だけ書かれた本より具体的に書かれていて読みやすかった。
    瞑想をやるにあたっての姿勢を図解し、コツも書かれている。

    マインドフルネスが流行っているからやってみようと思う人、瞑想をやってるけどちょっと出来ているのか悩んでいる人にオススメ。
  • アップデートする仏教
    何とも刺激的な対話だ。共に曹洞宗の檀家を持たない修行道場・安泰寺で出家した後にアメリカで仏教を教え、うち一人は更に東南アジアでテーラワーダ仏教を得度した者による真摯な仏教対談。既存の仏教を批判し、本来の仏教に帰ろうとする「仏教3.0」という主張には危うさも感じさせるが、それでも伝統と現実をきちんと結...続きを読む
  • アップデートする仏教
    良道さんとスマナサーラ長老の対談が一番読みたい。意気投合してより理解しやすくなるように思うんだよな。議論になればそれはそれでお互いの問題点が浮き彫りになるだろうし。
  • 青空としてのわたし
    形骸化した日本仏教の再生を平易な言葉で提言。著者が生き方に悩み、様々な場所で様々な人と出会いながら試行錯誤してきた過程を辿ることが、そのまま大乗仏教とテーラワーダ仏教の問題点(*)の理解につながるようになっており、一般人にもわかりやすい。(*あなたはすでに悟っているという教えに実感が持てない/瞑想で...続きを読む
  • アップデートする仏教
    久々に、最後のページまできちんと読んだ本。なぜなら、自分の抱える「病気」を直す治療法が書かれているような気がしたから。

    仏教をまったく知らない人でも、軽やかに読み切ることができると思います。

    以下は個人的なTake awayです。

    ▼過去と現在の自分に響く言葉
    @エゴは上辺は幸せになりたいとい...続きを読む
  • アップデートする仏教
    「形骸化した仏教」(仏教1.0)と「方法・テクニックとしての仏教」(仏教2.0)の現在から、「本来の仏教」(仏教3.0)へというアプローチは、日本の仏教に対してほとんどの国民が漫然と抱えている疑問に答えてくれるものだと思う。
    座禅や瞑想やヨガが形式としてだけでなく、その深淵を自らの体験と実践に基づい...続きを読む
  • アップデートする仏教
    テーラワーダ仏教の書籍を読み、それに感銘を受けた自分にとっては、それではまだ限界があるんだという本書の主張に衝撃を受けた。ただ、何が限界なのかという点は極めてシンプルである。
    本書でも述べられているように、仏教3.0は、いわゆる日本の伝統的な仏教1.0と、テーラワーダの仏教2.0を包含したものである...続きを読む
  • 本当の自分とつながる瞑想
    瞑想自体に関心があり、何度も挫折していますが、今度こそと本書を手に取りました。仏教的な解釈には深く立ち入らず、あくまで著者の観点で実践に向けた考え方を書かれています。前半の大半を、瞑想そのものの価値や心構えに割かれているのは初学者にとって有益だと思いました。また、他の瞑想入門書よりも「しっかりやるこ...続きを読む
  • アップデートする仏教
    ・覚りには、理論だけで到達することが難しく、師について瞑想をしたとしても、覚れる人は決して多くない。それだけ自我の拘束は、強いのです。

     どのような道であっても、書物から学ぶことのできる知識と、師からしか学ぶことができない暗黙知や技があるわけですが、意外にも、仏教にも、その事実が当てはまることを突...続きを読む
  • アップデートする仏教
    人間にとって最大のアディクションとはシンキングに対するアディクション。



    仏教が教えとして骨身にしみるくらいわかる為には、大きなショックが必要。心臓を毒矢で射抜かれた若き獅子の如き状態。



    デカルトは、根拠の曖昧なドグマを盲目的に信じている限り、真理に到達する事はできないから、まずはその真理...続きを読む